曇りのち晴れ 気温:最低 6℃/最高 14℃
秋ですね、って秋に違いないのですが。今年は一気に落葉しないので、もうすぐ冬がやってくるのだという雰囲気がまだ感じられないでいます。気温も全体的に高めで、いまだに氷点下になっていないし。それでも、11月に入ったらクルマのタイヤをスタッドレスに交換する習慣です。
雪が積もって滑り止めが必要になるのは12月からなのですが、あまり寒くならないうちに交換しておいた方が楽だからそうしています。寒風吹きすさぶ気候の中でランドローバーの大きくて重たいタイヤを交換するのはとても大変なのです。
今年は新しいスタッドレスタイヤに交換するタイミングなので、どのメーカーのどのタイヤにするか検討中です。やはり3年目にはいるとスタッドレスタイヤのグリップ(特に横方向)ががくっと落ちるのです。ミシュランのラティテュードX-ICEがいいかなと思うのですが、評価がまっぷたつに分かれているので迷っています。
これまではずうっとブリヂストンのブリザックDM-Z03だったのですが、どうもここ2年ほどの雪とは相性が悪く、信じられない場面で横滑りするのに面食らっています。おおむね水気が非常に多いアイスバーンなのですが、ほとんど効かないって感じになります。それ以外の路面ではとても良いのですが。
クルマのトラクションコントロールとの相性かも知れませんから、他のクルマの場合は相変わらずオールラウンドなスタッドレスタイヤなのかも知れないのですが。じっさい、統計的にはブリヂストンがトップセールスのようですし。
そろそろ決めなければならないのですが、ミシュランを試してみたいというのが本音です。でも効かないから返品交換というわけにはいかないのでちょっとね。
★★★
新しい「ペンション・サンセットのホームページ」は主要パートがほぼ完成しました。まだ関連パートがもう少しかかりそうです。しかし、ホームページは日々更新され進化していくものですから、あした公開しようと思っています。「工事中」のページもありますが、ご容赦のほど。また、感想などいただけるとありがたいです。
とにかく、素っ気ないほど簡潔に、写真とスライドショーと短文で構成してみました。とても良い勉強になりましたが、出来はまだまだです。50点も取れていないように思います。日記は一所懸命続けて生きたけれど、基本的な骨格部分の改善を怠っていたってことかも知れません。反省しています。
それにしても、写真や映像を多用するホームページ作りってものすごく疲れますね。2万枚近くある写真の中から「これだ」っていう写真を見つけ出してセレクトするだけでも多大な労力を必要としました。できあがった結果だけ見るとそんな苦労なんて感じられないのですが。
基本的に JAVA SCRIPT と FLASH MOVIE によって動かしているホームページなので、マシンスペックが非力なPCや回線速度がブロードバンドでない方にはいささか重く感じられるかも知れないのがちょっと心配ではあります。
今日も、夕陽と星空がとてもきれいでした。特に夜は空のあちこちが(雷雲も無いのに)稲光のように光っています。おそらくはなにかの流星群がやってきていて、流星が燃え尽きるときの発光がそのように見えるのだと経験的には思っています。とても不思議な情景です。
雨のち曇り 気温:最低 5℃/最高 9℃
やはりそのようですね、小泉政権があんなにうけたのはその「わかりやすさ」ゆえだったのです。しかしそのわかりやすさの質はじつに危険をはらんだものでした。
「わかりやすさ」にはふたとおりあります:
(1)伝えるべきことを凝縮し吟味し尽くしたことによる「わかりやすさ」
(2)言葉に多義性を持たせ相手が勝手に納得するようにし向けた「わかりやすさ」
もちろん、本来の「わかりやすさ」とは(1)をさします。
小泉さんのは(2)の典型でしたね。
「広告は議論ではなく誘惑なのだ」というのは真理で、その観点からすればホームページの「わかりやすさ」とは(2)に当たるのではないかと思います。
試しに《別途》そういうホームページを作ってみようと思っています。
上記(2)のパターンまではいかないまでも、「簡潔」なホームページというのは文章を読むことが嫌いな人には親切ではないかとも思います。「簡潔な文章」ではなく、「写真と見出しと簡潔な説明文だけ」のホームページを構想しています。
★★★
昨夜からの雨は夜通し降り続け、未明には強風をともなった荒天となり、激しい雷雨にまでなりました。天から神が振り下ろしたような巨大な雷(いかづち)に眼が醒めました。ばあーん、がしゃーんと轟音がして、半径50m〜100m以内に落雷が連続したのでした。
おそらくロープウエイ近くの電柱に落ちたのだろうと思いました。最近は落雷対策として電柱には驚くほど太いアース線がてっぺんから地中深くまで埋め込まれているからです。落雷による障害を避けるために電柱そのものを避雷針にしてしまうという発想で、かなりうまく機能しているようです。
そのおかげか、起き出して電源をチェックしてみましたが停電の形跡はありません。また電話回線やインターネット回線も異常なく機能していました。
強風は午前中いっぱい吹き続けて、午後にはおさまりましたが、ペンション・サンセットの周囲の紅葉はあらかた吹き飛ばされて落葉しました。紅葉のじゅうたんを踏みしめる感触は最高で、地面を埋め尽くした紅葉はとても美しいものです。しかし驚くべきことに、標高が50m〜100m低いところではちょうど紅葉の盛りなのでした。
晴れのち雨 気温:最低 3℃/最高 12℃
村上春樹の「海辺のカフカ」に主要なモチーフとして登場するベートーベンの「ピアノ三重奏曲第7番」、通称「大公トリオ」のCDを購入して毎日聴いています。作中に登場するいわゆる「百万ドルトリオ」といわれたルービンシュタイン(ピアノ)、ハイフェッツ(ヴァイオリン)、フォイアマン(チェロ)による白熱した演奏です。
1941年のレコーディングだから当然SPレコードでリリースされたものです。その後LP版となり現在ではデジタル・リマスタリングされたこのCD版で入手することができるのですが、音質に関してはその時代なりのものなのは致し方ないでしょう。だから「音」ではなく「音楽」を聴くことができるかどうかがこの希有な名演奏との運命的な出会いを果たす条件となるかもしれないですね。
僕の場合はどうだったかというと、25年前のアンティークなハイエンド・オーディオセット(マッキントッシュのソリッドステート・アンプ+JBLランサー101)で聴くと、その迫力に思わず手に汗握ってしまいました。正直肩が凝ってしまうほどの息詰まるやりとりがそこにあったからです。しかし静まり返った深夜にヘッドフォーンでこのアルバムを改めて聴いてみると、じつに不思議な体験をすることになったわけです。
感動したというのともちょっと違う、いったいなんだろう、とにかく胸がジーンと熱くなってきたのです。40年来のモダン・ジャズ愛好家なのだけれど、巨匠3人の熱い鉄を打ち合うようなインタープレイに背筋がぞくぞくしてきました。それはまるで60年代のマイルス・デイヴィス・クインテットのライヴ・アルバムを聴くときのような静かで熱い興奮です。音楽にジャンルは関係ないとあらためて確信した出来事でした。
「海辺のカフカ」で喫茶店のマスターが語ったのはこちらの演奏、そして作中のホシノ君が購入して聴いた「心温まる」ほう の「大公トリオ」はおそらくカザルスの演奏なのだと思います。そちらも是非聴いてみたいと思っています。
改めて思ったのですが、やっぱりクラシックは管球式のアンプでタンノイのスピーカーを鳴らして聴くのが個人的には理想ですね。暖かで柔らかなその音色はきっとこの演奏をもっとふくよかに響かせさらなる感銘を与えてくれるに違いない。
なんてことを書きながら、なんとなく最近スノッブな語りになっているなあと感じるのです。それは自覚しているのです。ただ、どうしてそうなるのかがわからない。もしかしたら、自発的にある種のフィルターをかけて書いているせいかもしれません。
自主規制しすぎると「心ここにあらず」という状態になってきてしまうみたいで、これはいけない。かといって傲慢無礼にとられるような文体や調子になってしまってもいけないし。技術的な問題を別としてもまずは人間を磨かないといけないのでしょう。僕のような未熟者はひとの何倍もその点では努力しないといけないのだといまさらながら反省しています。
ここまで書いたところで雨音に気づきました。天気予報では午前0時過ぎから雨のマークになっていたので油断していました。明日すぐにクルマを使えるように車体カバーを外しておかなければならないのでした。ようやくカバーを収納した頃から急激に本降りになりました。しばらく雨が降っていなかったので、サイクルから考えると予報どおり明日、明後日は雨がちになるのでしょう。
昨日から落葉が本格的に始まって、処理しても処理してもあっという間にもと通りの「落ち葉の絨緞」に戻ってしまいます。雪かきと同じです。これも「行(ぎょう)」だと考えて淡々と行うほか無いです。当地では落ち葉の量が半端ではないので、竹箒なんかではらちがあきません。牧場で干し草を移動する時みたいに大きな熊手でかき集めては大きな段ボール箱に詰め込んで腐葉土が必要な場所に移動します。
この時期は一日で軽トラック3台分ほどの落ち葉を処分しなければならないのでけっこう重労働です。雪の場合と同じでまさに「落ち葉との闘い」です。個人的には落ち葉の絨緞を踏みしめて歩くときの感触が好きなので、あんまりきれいさっぱりと処分してしまうのももったいない気もするのですが、みなさんはいかがでしょうか。
紅葉はペンション・サンセットの標高ではこれで終わりますが、ほんの50mほど標高が低いところではちょうど最盛期になっています。そんなふうに紅葉は山を下って里へと向かうのです。ですから標高1200m付近の蓼科湖では10月末頃が紅葉の最盛期になります。そんなふうに蓼科の紅葉は10月上旬の山岳部から始まり11月上旬の湖沼部へと1か月以上かけて下っていくのです。ということですから、まだまだ、高原の紅葉を楽しむことができます。
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