曇りのち雨 気温:最低 12℃/最高 17℃
台風9号と週末の天気
蓼科では台風9号の影響は小雨以上のものはありません。
7日の早い段階で東北地方に行ってしまいますので
7日午後は晴れの予報が出ています。
週末はよいお天気になりそうですよ。
今週末の天気は大丈夫です。
レイトサマーの遅い夏休みにぴったりの好天に恵まれます。
メールマガジン創刊
メルマガというと、商業サイトからのものが多くて「ものを売る」という目的がある以上、どちらかというと明るくはしゃいだ印象のものが多いのかも知れません。暗〜いメルマガを読んで、なにかを購入しようなんてあまり思わないもの。
ニュース系や学術系のメルマガは当然ながらそれぞれのテーマに沿った構成と内容と雰囲気を持っていますよね。旅系でいうと楽天トラベルなどのメルマガも旅を商品として扱ってますから明るい雰囲気でよい意味でひとの「欲」を刺激する仕掛けになっているように思います。
でも僕としては、ペンション・サンセットのメールマガジンはこのブログ(蓼科高原日記)の延長線上に置いておきたいという考えなのです。もちろんペンションだって「商売」として成立しなければ続けていくことは出来ないので、セールストークは入れることになるかも知れません。
しかし基本的スタンスとして、このメルマガはお客様とのコミュニケーションマガジンにしたいという想いをもっています。そんな甘いことでは経営者としては問題があるのかも知れませんが、強くそう思っています。
また、ホームページに載せてもなかなか周知できない「耳寄り情報」やワンポイントアドバイスをダイレクトにお伝えすることも出来るかも知れないなあ、などと考えています。
たとえが適当かどうかわかりませんが、このブログからスピンアウトした情報がメルマガとしてお客様の元へ飛んでいくというイメージなのです。
基本的には登録ページから会員登録していただいたお客様に配信させていただきますが、すでにペンション・サンセットをご利用いただいたお客様にも配信させていただければいいなということで準備を進めています。
もちろん、ご自身でいつでも配信停止出来るようになっていますので、ご安心下さい。望まないメルマガほ迷惑なものはないですから、ご遠慮なく配信停止していただければさいわいです。
まあ、そんなことで「ボールを投げなきゃ野球は始まらん!」という星野全日本監督の言葉に従って、はじめてしまいましたが、あちこち迷走するかも知れません。寛大な心をもっておつきあいいただければさいわいです。
晴れ(午後4時頃夕立) 気温:最低 13℃/最高 22℃
日に日に朝の気温が下がってきている。
そう感じるのだが、記録式寒暖計はまた見解が異なるようだ。
実際の最低気温は下がっていない。
おおむね12℃〜15℃で、8月初旬以来あまり変わらない。
むしろ最高気温が下がり始めている。
一時25℃を記録した日が数日あったが
いまは18℃〜22℃あたりで推移している。
はっきりしているのは、実際の気温とは別に
大地の温度が、森の温度が、空気の粒子の温度が
はっきりと下がってきていると言うことだ。
朝は明確に「秋」の大気を感じさせる。
渡り蝶のアサギマダラが大挙してやってきた。
遠く奄美大島からの飛来が確認されて数年が経過する。
今日はとても涼しい。
日中も窓を閉めているが、それでも充分以上に涼しい。
午後4時過ぎに夕立が通る。
雷鳴は聞こえない。
さらに気温が下がる。
いよいよ8月も終盤に入ったことの証拠だ。
夏の終わりに避暑地を訪れるともうやみつきになること間違いなし。
この独特の静寂とやすらぎは他ではちょっと味わえない。
アレックス・カーのこと
すでに書いたかも知れないし、書き忘れているかも知れない。
アレックス・カーの『美しき日本の残像』と『「日本ブランド」で行こう』を
お盆直前(だったかな?)に amazon.co.jp のマーケットプレイスで入手できた。
まだ余力のあったお盆休み前半に寸暇を得てはむさぼるように読み進めた。
我が意を得たりだった。
僕らの世代が見ている風景は、じつはすでに「残像」にすぎないのだ。
そのことを認識できた。
なぜならば、われわれの世代にとっては「懐かしい」日本の風景は
われわれのこころの中にだけ生成され構成され映し出されているだけだからだ。
同じ景色をわれわれの子供の世代が観ても、それはただの古びた時代遅れの
日本の残滓にすぎないのだ。
われわれは決して同じ風景を見てはいない。
風景とはひとのこころが「創造」し映し出すものだからだ。
「美しい国、日本」はすでに「残像」になってしまった。
そのことに気づきもせず、
危惧すら抱いていない多くの日本人のひとりだった自分に
驚くと共に腹立たしささえ憶えている。
同時に、われわれが信じ込んでいる「日本人らしさ」も、じつは
もはや「残像」に過ぎないということにそろそろ気づいたほうがいいと思う。
われわれはこの期に及んで自らのアイデンティティを失ってしまった。
晴れ一時曇り 気温:最低 15℃/最高 22℃
なにかを得るということは同時になにかを失うということだ。
そのことにこの夏、気づいた。
というよりは、実感したと言ったほうがいいかもしれない。
右に進路を取れば、その分だけ左の進路からはどんどん離れていく。
左の進路の先にはたくさんの旧友のいる村がある。
しかし僕はあえて右に進路を取り、見知らぬ荒野へ足を踏み入れる。
そうしなければならないからだ。
そうすべきだからだ。
僕の感情や想いなど、その決断の前では考慮されない。
仕事とはそのようなものだ。
それが真実であることを20年あまりのビジネスマン時代に学んだ。
人間は自分の思いだけで行動することが許されない場面に
幾度となく遭遇する。
しかし人間とは自身の想いに従って生きるべく定められてもいる。
だからこそ、「苦悩」が存在するのだと思う。
優柔不断は心優しきものが非情な決断を迫られたときに遭遇する苦悩だ。
非情な人間に苦悩など無い。
迷うことなく非情な決断を下し、遂行しながらも
心優しい人間でありたい。
そんな理不尽なことを願っている自分がここにある。
こんな社会は間違っている、絶対に。
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