11月のカラマツ林を歩く、思索的な空気が人を思慮深くするような(気がする)。
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★★★
今日もいいお天気です。
柔らかな陽射しが薄いベールのようにふわりと舞い降りてきます。
寄せては返す波のようにそれは打ち寄せます。
風もないのでピラタスの丘の森は動くものひとつ無くしんと静まりかえっています。
まるで時間が止まってしまったかのようです。
ときおり姿を見せる野鳥がじつは世界はたゆまなく前進していることを教えてくれます。
しかし時間は流れない、時間は単なる精神的活動に於ける座標に過ぎない。
確かに世界は休むことなく変化し続けている。
われわれだって常に変化し続けている。
少なくともそう見える。
それでも、時間は流れない。
世界とわれわれは時空間なるものの内にあって移動し続けているわけではない。
世界もわれわれも変化し続けるが、時空間のどこかへ向かって移動してはいない。
時空間のほうが移動しているのだ。
ウィトゲンシュタインの言う「私が私の世界である」とはそのようなことだ。
あるいはデカルトの「我思うゆえに我あり」とはそのようなことだ。
微動だにしない深い森の中で、いま改めてそのことを確信します。
☆たてしなラヂヲ☆
★★★
【蓼科の紅葉スポット】
紅葉は標高によって変化します。標高2000mで終わっていても、1900mでは真っ盛りというのがふつうです。平野部のようにいっせいに見頃を迎えたり終わってしまうものではありません!
北八ヶ岳・麦草峠・白駒池(終わり)、シャープ・アクオスの吉永小百合さんと白馬のTVCMで有名な御射鹿池(みしゃかいけ)・横谷峡(見頃)・ピラタスの丘(見頃)、蓼科湖・白樺湖・女神湖(見頃)、どこも当ペンションからクルマ10分から20分。また11月いっぱいは東山魁夷画伯が好んで描いたカラマツの紅葉がまた感動的です。特に御射鹿池(みしゃかいけ)は必見!
広葉樹の紅葉もそろそろ終わりに近づいてきましたが、これからはあの東山魁夷画伯が好んで描いた落葉松の森の紅葉の季節になっていきます。有名な御射鹿池はもちろん、蓼科から女神湖に向かう途中の展望台からの眺めは東山魁夷の世界そのものです。
11月はまだ雪はほとんど降らないしめったに積もりません。まだ雪は例外的な気象です。万一積雪しても日が当たったり気温が上がれば道路はすぐに乾燥します。文字通り「淡雪」の季節なのです。ただし、蓼科高原に限らず,高原では深夜早朝に路面凍結する箇所が散在しますので、日のある時間帯に走行するよう、また日陰の路面は充分速度を落として安全走行するようにして下さいね。
★★★
高原ドライブ=ビーナスラインドライブが最高の気分です。
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