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なんかもうわけがわからなくなってくる。たまたまペンション仲間とちょっと話す機会があったけど、20人以上のお客様を夫婦ふたりだけで10日間ももてなすというのは冒険どころか無謀だといわれた。「ありえない」って。僕もそう思うけれど、まだまだペンション本来の《悠々自適》の境地にはるか遠い若いペンションだから、収容人数を減らすことができない。理想はいまの半分なのだけれど。あと5年は現状でがんばらなくっちゃつぶれちゃうから。しかもアルバイトを確保することができなかった。
これでもう貫徹が3日間続く。ちょっとやばい。へろへろなのがお客様にばれちゃいそうだ。というか、舞台と同じで、お客様の前に出る直前までは地べたを這っていても、お客様の前に出たとたんにしゃんとしちゃうのね。これって役者魂に近いものがあるかも知れない。で、裏方に回るとあちこち激突したり何でもないところで転倒したりこん倒したり・・・。
実際満身創痍ってこのことなのね。体中生傷だらけ、意識混濁、心神耗弱(なわけないか)、もうトランスしちゃっているかも。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是なのね、舎利子ちゃん。でも、僕らは観自在菩薩ではないから行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄、舎利子ちゃん。てなわけにはいかないのだ。もう苦厄苦厄苦厄苦厄苦厄なのね、舎利子ちゃん。ははは。
接客時間帯はある種覚醒状態にあるからサービス内容には自信があるから大丈夫、心配ないからね。問題は終わったあとなわけだ。睡眠をとる時間がない、まったくない。それが問題。どんなに効率を上げても、寝る時間がない。土砂降りの雨に傘がない、って状況よりつらいよ、これは。
まあ泣いても笑ってもあと数日間のことだからなんとか持つでしょう。サメみたいに脳の半分だけ眠ることができるように進化するかも知れない、その可能性にかけてみたい。本当に、その可能性にかけてみたい。辛いわけじゃない、ただ眠りたいだけ。眠りが心身に必要なだけ、それも切実に。
昔とった杵柄で、24時間計画を立案したから、あしたの、つまり19日の午前3時までには眠ることができるだろう。たった2時間でも眠ることができればそれだけで相当楽になるのだ。A HARD DAY'S NIGHT。僕は丸太のように眠りたい。妻も同様に思っていることだろう、ね、舎利子ちゃん。
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