晴れ 気温:最低 - 15℃/最高 - 6℃
東京の桜の開花宣言があったそうだ。六義園、代々木公園、増上寺で咲き始めになっているとのこと。これは早いのだろうか遅いのだろうか。横浜からこちらに移住して13年もたつと、そのあたりの感覚がもうわからなくなっている。平年より早いんだろうな、たぶん。(あとで平年より8日早いということを知った)
こちらも日ごとに春の気配が濃厚になってきているけれど、それはたとえば空の色や雲の形に現れる。森の樹木の枝のギザギザした輪郭として現れる。それでも気温は1月〜2月なみの低温が続いているが、この気象変化は3月にはいってこれまで続いていたエルニーニョ現象が消えたことによると小耳に挟んだ。地球規模の機構異変が起きていることは事実なのだ、このようなところに暮らしているとはっきりとそのことを実感できる。
ピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデはじつに2月そのものの雪質になっている。雪も全然溶けないので平年同時期より遙かに多い130センチの積雪量になっている。暖房を入れていないラウンジの室温はあっという間に氷点下5℃になってしまう。正確に言うと湯温を40℃に設定した温水を全館の温水式ヒーターにまわし続けている。そうしないと氷点下3℃とか5℃とかでは済まなくなるから。
現在の外気温はすでに氷点下10℃を軽く下回っている。僕らはすっかり慣れてしまって年々薄着になってきているけれど、じっさいは信じられないほどの低温なのだ。外に比べたら冷蔵庫の中なんて暖かなものだ。
長く続くこの定温減少にシベリアンハスキーのパル君はとても喜んでいる。毎日快適そうにゆったりと過ごしている。平年並みの気温では彼の「適温」を上回ってしまうからだ。僕もじつはこの低温を喜んでいる。生暖かいこの時期の気温は、個人的にあまり好きではないから。
しかし、都市部からいらしたお客様にとっては、この時期の温暖な冬景色は(少なくとも日中は温暖だ)、とても快適で景色も抜群ということで、もっともおすすめの時節ではある。幹線道路も、ピラタスの丘ペンション村の中の道路も現在のところすべて乾燥路面になっているからアクセスも軽快だと思う。
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