晴れ 気温:最低 3℃/最高 21℃
きょうは、というか今朝は午前4時まで仕事をしていたので、床につく前にラウンジの窓を開けて鳥の歌声を聞くことが出来ました。この季節は夜明けが早い。野鳥たちは未明から歌い始め夜が明けてからも2時間ほど歌い続ける。番の季節だから自分のテリトリーを主張する歌声が文字通りカンタービレで演奏されるのです。
互いに鳴き交わしながら森のあちこちで、じつにさまざまな歌が交わされている。静寂に満ちたピラタスの丘では、それはまるでドルビーサラウンドのような透明感と立体感を持った3D音源として聞こえる。目を閉じるとその音空間の心地よさに思わずめまいがするほどです。
ピラタスの丘もずいぶん新緑が芽吹いて、山もその色を透明なグリーンへと変化させた。山桜が咲き、芝桜も咲き始め、ジャーマンアイリスなどの水仙やチューリップが咲き始めた。いよいよ新緑と山野草の季節が始まる。ここに暮らす住人としては梅雨入り前のこの季節を「初夏」と捉えている。これは理屈ではなく「実感」なのです。
梅雨明けの7月は短い「夏」の始まりであり、百花繚乱の季節、8月にはいると暦どおり「立秋」(8/8頃)には秋風が立つ。もう秋が始まるのだ。だから花を愛でたければ5月〜7月が最盛期で、8月では遅すぎる場所もあるということを記憶の片隅に入れておくと良いと思います。
今日の写真は蓼科山のアップ。ピラタスの丘と蓼科山とは谷をひとつ隔てただけだからものすごく近い。いつもこのぐらい大きな映像として間近に望みながら暮らしているわけです。見る限り残雪なんてまったくなさそうに見えるのですが、日陰や北斜面にはびっくりするくらい(年によっては1m以上!)あることも。装備には充分気をつけてください。
蓼科高原ピラタスの丘は一年でもっとも美しい新緑の季節を迎えます。蓼科高原のドライブルートはすでに新緑のトンネル状態になっています。気候も暖かくなり、オープンカーでのドライブには最適の季節になりました。もちろんセダンでも窓全開で走れば気分最高です。
ただ散歩しているだけで、空を眺めているだけで、吹き抜ける緑の風に頬をなぶらせるだけで、心底癒される場所が、ここピラタスの丘なのです。ぼくらはそんなこの地を愛して集まった仲間たちなのです。ペンション仲間も別荘の住人も、そしてもちろんお越し下さるお客様も!
※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
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