曇り一時雨 気温:最低 9℃/最高 19℃
ビーナスライン沿道の白樺湖〜車山・霧ヶ峰付近のレンゲツツジの群生地が見頃を迎えています。今週末頃がちょうど最盛期になりそうで、すでにたくさんの観光や写真愛好家のお客様がお見えになっています。天候に関わりなく美しく映える蛍光オレンジの花の群生は一見の価値があります。ぜひおいでください。
100人乗りのピラタスロープウエイ(正式名称はピラタス蓼科ロープウエイ)に乗って7分半で500m上の2240mの山岳地帯に到達できるのがこのロープウエイの醍醐味でしょう。山頂駅前には「坪庭(つぼにわ)」と名付けられた自然に出来た高山植物の群生地があり、それを保護するための遊歩道が完備しています。
山麓駅前に500台収容可能な無料駐車場があるので、他のロープウエイで良くある駐車場待ちなんてこともありませんので、ご安心下さい。
通常では本格的登山のお客様しか目にすることの出来ないめずらしい高山植物と出会えるのが「坪庭」の人気の秘密です。順路を一周すると、個人差はありますが、約20分〜30分です。それでもう3000m級の山に登ってきた気分になれます。眺望も最高で南アルプスから木曽御嶽山を経て中央アルプス、乗鞍岳、穂高連邦、美ヶ原、北アルプスまでを一望に出来ます。
山頂駅周辺では可憐な「コイワカガミ」が咲いています。標高1700m〜1800mのピラタスの丘では皆無とはいわないまでもなかなかお目にかかれないこれらの高山植物が群生するきわめてめずらしい場所がこの「坪庭」なのです。(このエントリーの3枚目の写真です)
さて、いつもだったらまだまだ暖房が必要な季節なのですが、今年は先週末あたりから朝夕も暖房が不要になっています。もちろん「暑い」というのではなく「寒くない」といったほうが事実を正確に表現していると思います。
蓼科の梅雨はいつもこんな感じです。以下にも梅雨といった「じめじめ」した印象はありません。八ヶ岳は3000万年前に出来た火山なので、地質は水はけが良くしかも急峻な山岳なので水はどんどん諏訪湖に向かって流れていってしまうのです。
ピラタスの丘もすっかり新緑に覆われて、冬のスキー、スノーボードでしたいらしたことのないお客様にはまったく想像もつかない景色へと変化しています。蓼科の四季は劇的な変化を見せてくれるのです。だから飽きない、決して飽きることはないのです。なぜならふたつとして同じ季節はなく、四季の変化がこれほどはっきりしている場所はあまりないと思うからです。
蓼科高原バラクライングリッシュガーデンからはバラの開花の知らせが届いています。日本でもっとも英国の気候に近い土地として蓼科を選んでつくられたこの本格的英国庭園は本国同様、雨の日もまた最高に風情があります。
もうすぐバラと草花を愛でるひとびとの祭典「バラクラフラワーショー」が始まります。今週末開催です。ペンション・サンセットではお得な割引入場券付のプランを実施していますので、是非ご利用下さい。ガーデンは一年を通じてもっとも美しく、ちょっと表現できないほど綺麗な季節なのです。
※今日の2枚目と3枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大いただけます。
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