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困った。
写真無しのほうが書きやすいのね、やっぱり。
でも、それだと美しい蓼科を写真で紹介できない。
僕のつたない文章でしか蓼科の感動を伝えることが出来ない。
こんなレベルでは
そもそも伝えることなんか出来ないのかも知れない。
今日も蝉が鳴いている。
ピラタスの丘から蝉が消えたあの数日間はいったい何だったのだろう。
それにしても、こんな風な書き方が僕にはいちばん楽なのだ。
それは、ここにあるのが僕だけの内面世界だから。
心象風景を語ればいいから、とても気持ちが軽いのだ、たぶん。
ウイリアム・ジェームズが言うところの「意識の流れ」を書く
あるいはアンドレ・ブルトンの「自動筆記(オートマティスム)」
映像時代以前のアンティークなスタイル。
写真があるとそういうわけにはいかないでしょ?
どちらが良いということではなくて、基本的スタイルの問題。
文章にしたって、こんなふうに一行開けて綴っていくというのは
これまでには使わなかったスタイルじゃない?
長い間、基本的に三行をひとつの段落として四段落でひとくくり
にして書くというのが僕のスタイルだった。
多分に音楽、とりわけジャズを意識していたのかも知れない。
4小節×4小節=16小節=ワンコーラス
そんな感じ。
それだと写真の入り込む余地があったのだけれどね。
今のスタイルだと、写真を入れ込むのがとても難しい。
レイアウトとしても難しいし、写真と文章のバランスがとりにくい。
表現、なんていう大それたレベルではないけれど、
自分なりに伝えたいことにふさわしい方法論というのは模索している。
心のこもった一枚の写真と、鍛え抜かれたシャープな文章。
そんなことができたらいいのにね。
まだまだ模索中。
そのうち落ち着いてくると思う、たぶん。
それにしても未公開写真がどんどんたまってきている。
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