晴れのち曇り 気温:最低 6℃/最高 17℃
ペンション・サンセットからのながめはもうすぐ右の写真のような風景になります。10月中旬です。
山歩きや、国道299号線ドライブならそれより早くて10月上旬がこんな景色になっています。10月中旬では遅いことが多いのでこのタイミングを逃さないことです。
横谷峡などの渓谷の紅葉は10月中旬。湖沼部の紅葉は10月下旬から11月上旬です。写真撮影の方はこの時期が最適です。
★★★
太陽暦では今夜が満月(月齢15)にあたるけれど、あいにく標高1800mに近いここでは雲がかかってしまっている。おとといの「中秋の名月」は晴れ渡ってとても美しい月を愛でることができたのだけれど。
それにしても朝晩の冷え込みは本格的な秋の到来を感じさせる。もう夜露もあまり降りない。大気中の水蒸気も森の水分もずいぶん減少してきているようだ。このような冷え込みが紅葉の色づきを加速させ、より美しい紅葉風景を形成する。
★★★
そういえば昨日NHKでケータイ小説の特に文体について特集していたのだけれど、完璧な「言文一致」要するに「すべてが話し言葉で語られる」世界になっている。それはそれで良いと思うけれど、言葉の美しさや想像力をかき立てられるかという観点から見るといささかさびしい。
そこには厳密な意味での「文体」というものが成立しない。
ストーリーを語るには必要十分でとても読みやすく親しみやすいが、奥行きが出しにくい。
もっとも最初からそんなものは求めてもいないし求められてもいないのかも知れないけど。
読みやすく楽しめるし共感や感動だってある。
でもそれだけだ。
それだけで十分な市場なのだろう、たぶん。
何度も言うけど、それはそれでいい。
認める。
でもね、それだけでは言葉はますます死んでいくのだ。
本音は語り尽くせても、本質を語り合うことがない。
真実の周辺をぐるりと迂回して、つきつめることがない。
それが心地よさの秘密だ。
しかしそれは、想像力を麻痺させた即物的なものの見方しか教えない。
だからどうなのさ(So What?)の無い時代に突き進んでいる。
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