雨のち晴れ 気温:最低 5℃/最高 18℃
この季節の蓼科湖がいちばん好きです。赤いのは紅葉ではなく、ツツジの花です。背景にはちゃんと新緑が芽吹いているでしょう?清冽な雪解け水を満々と湛え、冠雪した八ヶ岳と空と雲と新緑を水面に映してひっそりとそこにある。僕好みの風景です。写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
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予報から予想していたより、こちらの風雨はたいしたことはありませんでした。というか、普通の本降りの雨に多少の強風という表現が妥当です。未明からは雨の中、ウチのペンションの中庭にテリトリーを確保したウグイス君がひっきりなしに歌ってくれました。
その雨も午後早くに上がってすっきりと晴れました。道路もあっという間に乾燥路面になって、森も道路も「雨なんて降ったの?」というようにからっと乾いてしまいました。標高の高く湿度の低い当地では、雨は降るそばから蒸発して空に昇って再び雲になるのです。その情景は不可思議で、感動的ですらあります。
そういえば、信州と北海道は気候的にはうり二つの地域だそうです。これは気象庁が長年のデータをもとに語っていることだから間違いのない事実です。気温や湿度の季節変動も、晴天率や降雨量・降雪量もほぼ同じとか。なんだか親近感が湧いてきますね。特にピラタスの丘の気候は「北の国から」の舞台になった富良野あたりに近いようです。
話をウグイスに戻します。
このあたりのウグイスは年を追うごとに人間に対する警戒心が薄れてきているのか、良く目にすることができます。ああウグイスはこういう鳥だったのかとじっくり観察できます。それにしても、何度も言うようだけれど、品格のある歌をうたうウグイスがいなくなってしまったようです。ほーーーーー、ほけきょ、ってね。
まるで高僧が品格のある風情で感動的なお経を読むような、そんな歌をうたうウグイスがかつてはこの森にもいたのです。いったいどうしてしまったのだろう。ホトトギスは相変わらず歌がうまいけれど、アカハラはちょっとレベルが落ちてきたかな。などと野鳥たちの歌声の品定めをするのもピラタスの丘のこの季節の楽しみなのですよねー。
さて、きのうきょうと、野生の鹿くんたちには出合っていなけれど、夜中にうちの隣の森の中をがさごそと通り抜けていくのを僕とパル(シベリアンハスキー犬)は知っている。きみたちぃー、油断するなよー。
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