曇りのち雨 気温:最低 6℃/最高 17℃
昨日書き忘れたのだけれど、夜中に野生鹿が出現するのにはその兆候があった。夕暮れ時に妻がシベリアンハスキーのパル君と散歩から帰ってきたときに、ウチのペンションの裏の山道を疾風のように駆け上がっていく若い日本鹿のオスを目撃してびっくりしたのだった。
その山道は、文字通り「登山道」で斜度が20度近くもあるのだ。それにもかかわらずその鹿は飛ぶようにして駆け上がり、しばらくすると滑るようにして、まるで平坦な馬場を駆けるように飄々(ひょうひょう)と駆け下りていったのだと、妻は興奮冷めやらぬ様子で語るのだった。
ふだんどちらかといえば、いや、とてもクールな彼女がこんなに目を輝かせるのはめずらしいことだった。その前段があっての、夜中の鹿の来訪だったわけだ。それにつけても、今年の10月に14歳になるシベリアンハスキーのパル君は良くがんばっている。まだまだ足腰は、歳相応の衰えはあるものの、しっかりしているし、活発に活動する意欲に満ちている。
夜中もうつらうつらとしながらも、鹿やキツネやタヌキの動向に耳を澄ましている。なにかが敷地内に入り込もうとすると素早く察知して、かたんかたんという音をさせて犬舎から飛びだすので、その音で我々もそれと気づくというわけだ。我々が起床するのと交代するように、彼はようやくぐっすりと眠ることができる。
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さて、今日は朝から陽射しは感じるものの空全体が雲に覆われた曇天となった。やがて昼頃から予報どおり雨になった。雨とはいっても土砂降りではなく、小雨か霧雨に近い降り方だ。野鳥たちは雨などものともせず盛んに鳴き交わしている。その数はそろそろ最盛期を迎えるので、夜明けには大合唱となる。ピラタスの丘の森はこの季節特に最高のコンサートホールなみの音響特性になるので、それはそれは美しい音楽を聴くことが出来る。
僕が持っている「高山の野鳥」という図鑑に載っている鳥はほとんど生息している、といっても良いと思う。少しずつだけれど、そういうことにはとりわけ疎い僕ですら、けっこう多くの野鳥を見分けることができるようになり、声を聞き分けることができるようになってきた。なにごとも学習なのだ、たぶん。昔から「門前の小僧習わぬ経を読む」というではないか。
今日の写真はペンション サンセットのお客様が坪庭に登ったときに出合った3羽のホシガラスのうちの一羽の写真だ。わざわざメールでお送りいただき見せていただいたものだ。こんなにはっきりと写し取った写真は少ないと思う。かなりの腕前と見た。(神奈川県横浜市のI様ありがとうございました)
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
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