雷雨のち曇り 気温:最低 10℃/最高 14℃
早朝の雷鳴で目が醒めた。ガラガラガラパーン、ドドドドーンという音で気がついた。目が醒めた。北横岳の頂上の方角からその音は聞こえた。雷鳴だ。落雷の音だ。
やがて、大粒の激しい雨の音。これでもかと地表にたたきつける雨。ものすごい勢いで、森の樹木の葉という葉をたたき落とさんばかりの勢いだ。
もちろん樹木が元気なこの季節にこんなことで葉が落とされるはずもない。
しかし、標高1800mに迫る亜高山帯の自然、いや「野生」が牙をむいた姿を垣間見る思いがする。
遠く近く、稲光、稲妻、落雷が繰り返される。かなり近くにも数回落雷したが、最近は電柱に避雷対策が講じられているので停電にはならなかったし、ブレーカーが落ちることもなかった。
午前9時頃には雨も止んだが、遠く近く雷鳴は続いた。
しかし、これが「本来の気候」なのだということを思い出させられる。
このようして天と地との間で雨=水のやりとりが日々交わされることによって、清涼で湿度の低いこの蓼科という避暑地の気候が成立しているのだ。
きょうは早朝からの雷雨だったために、低温の一日となった。
最低気温はなんと10℃、陽射しがあったにもかかわらず最高気温もわずか14℃だった。
これは「涼しい」というべきか、むしろ「肌寒い」というべきか、ちょっと迷うところだ。
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