パルが亡くなってからもうすぐ3ヶ月になろうとしていますが、僕らの周りからパルの存在感は消えるどころかどんどん大きくなっています。 また、不思議なことが多々起きてもいます、もちろん「不気味なこと」ととしてではなく。 数日前のこと、朝、窓外の積雪を見て驚きました。 そこには深くくっきりとしたニホンジカと思われる足跡があったのです。 そのこと自体は大いにあり得ることでなのですが、問題はその足跡の軌跡です。 その足跡はまずパルの犬舎の入り口まで行ってしばし立ち止まり、きびすを返して3メートルほどまっすぐに引き返し、あらためて僕らの居室の窓下にやってきているのです。 その窓から朝一番に僕らがパルに「おはよう!」と言って「おめざのチーズ」をあげていたのですが、まさにパルがいたその場所で足跡はしばし待ち構えていたようです。 生前のパルの行動パターンをなぞるようなその足跡に僕らはびっくりしたというわけです。 他には足跡ひとつ残っていません。 その足跡は確信を持ってそのような軌跡を残していたのです。 「パルはニホンジカに生まれ変わったのかも知れないね」と僕らは笑いながら話し合ったのですが、でもそれにしては子鹿ではなくどう見てもおとなの歩幅なので、タイミング的にはちょっと早すぎるかも・・・。 とすると、ニホンジカの姿を借りてやって来たんだろうか・・・。 まあ、僕らの想像はたくましくなるばかりです。 というのもその翌朝、こんどはキツネの足跡がまったく同じ軌跡を重ねていたからです。 あ、こんどは仲好しの(?)「コンちゃん」に乗ってやって来てくれたのかもー。 そんなことがあるたびに、僕らの心はじつに温かくなるのです。 死してなおこの存在感、この人徳(犬徳?)、僕はとてもかないそうもありません。(笑) (注)パルは大きな雄のシベリアンハスキー。1994年11月に我が家の家族に加わってくれました。そして、数え切れないほどの想い出を残して、2008年12月23日に14年余の生涯をまっとうして僕らに見守られながら旅立っていきました。僕らが彼から教えられたことの大きさはひとことでは言い表すことができないほどです。 --- ●ペンション・サンセット ●蓼科高原日記 ☆たてしなラヂオ☆
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