標高1800mの世界では雨が止むと同時に森からは水蒸気が上昇して雲を形成する。 夜明けと前後して一斉に野鳥たちが歌い始めた。 家の中では分厚い二重ガラスのために かすかな気配としか感じられない。 窓を開けるとどっとその「景色」がなだれこんでくる。 思わず目を閉じて聴覚に全神経を集中する。 ああ、瞳を閉じなければ見えない景色があるのだ。 ようやくウグイスが歌い始めた。 おーーーけきょけきょと、まだ肩慣らし中。 シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、ノビタキ、ウソの歌声 たたたたたたというキツツキたちのペッキング音 バサバサゴォォォーというオオタカの飛翔する気配。 それらが渓流を下る雪解け水の轟音を背景に聞こえてくる。 それは音のスペクタクルだ。 めくるめく極彩色の音景色だ。 ようやく氷点下を脱したばかりの冷風に吹かれながら いつまでもそうして耳を傾けている そんな自分はいったいだれなのだろう。 景色はそれを語るものがいなければ存在しない。 だから僕は景色の語り部としてここにいるのかも知れない。 ふとそんなことを思う。
★★★ 以下は前回記事と同じように「桜情報」です。 全般的な情報は「蓼科高原観光連盟」のHPをご覧くださいね▼ http://www.tateshinakougen.gr.jp/ 蓼科の桜は ビーナスライン沿道はもとより 蓼科湖畔の聖光寺(しょうこうじ)境内の 500本を越えるソメイヨシノの林が それはみごとなのです 沿道も春爛漫(はるらんまん)を 絵に描いたような華やかさになります そんな季節にあと1週間か2週間 GWの空室はまだまだあります みなさんお天気や開花情報を見ながら ご予定をお決めになる傾向が高まっているからです それでも最終的には満室になってしまうので ほどほどのタイミングでご予約するのが コツでしょうか そうですね、ぎりぎり1週間前とか・・・ (^^) --- ●ペンション・サンセット公式HP ●蓼科高原日記 ●たてしなクロニクル ■蓼科高原公式HP ☆たてしなラヂオ☆
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