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Windows ユーザー体験11日目にしてとうとう経験しました。例のブルースクリーンではないものの、なんか調子が良くない。いろんなウイルス・スパイウエア・ファイアーウォールのテストをやっていたせいかもしれない。きちんとアンインストールが出来ていなくて、不具合を起こすようになってしまったのかも知れない。決められたとおりに操作していたのだけれど、どんな OS でも良くあることだ。
なんだかこういうのってじつに久しぶりだ。古き良き時代の Mac も時々こういう状態になってOS再インストールなんて日常茶飯事だった。それでも Mac OS の場合再インストールしても上書きされるのは OS ファイルだけだからアプリケーションの再インストールや再設定やデータのバックアップからのリカバーが不要なのはありがたかった。
よほどのことがない限りクリーンインストールは不要で、それは最終手段という位置づけになっているほどだ。それすら困難なんてことはまず無い。インストールも全自動で、Windows でいうところの「無人インストール」がデフォルト、しかもインストール所要時間はせいぜい20分ほどのものだ。
Windows の場合はそうはいかないようで、「復元ポイント」に戻す場合や、アーカイブからシステムのフルバックアップ時点に復元する場合は別として、クリーンインストールしたければ全部一からやり直すことになるようですね。まあそれが本道なのだけれど。いずれにしてもひとたび不調になると、Windows は大仕事になるというかかなりのスキルが必要なのですね。(^_^;)
Mac OS X 10.4 以降ではこういうことはまず起こらなくなって、夢のようなコンピューティング・ライフを送っているものだから、ちょっとめげてしまう。なにしろ3ヶ月起動しっぱなしでも一度も再起動せずにすむほど安定しているのだから。
そのあたり、今度の Windows Vista はどうなのでしょう。いずれそちらが標準になれば Vista を使うことになるわけだし。まあ、こんなことで Windows XP SP2 を嫌いになったりはしないけれど、やはり使いこなすにはそれなりの経験を積まなければならないのはどの OS でも同じと言うことですね。まだまだパーソナルコンピュータは「家電」にはなっていないわけだ。
そんな高いハードルを気合いで乗り越えて新たに使いこなすようになる中高年の方々がとても多いのには敬服するしだいです。とくにこんなに上級者向きのOS(僕はWindowsのほうがMacより上級者向きだと思う)を相手に格闘することになるわけだから。
良いたとえが見つからないのだけれど、クルマで言うなら、同じクルマ好きでもメカを自分でいろいろいじってばりばりチューンナップしていくようなひとには Windows という OS のほうがいじりがいがあるということだ。
一方クルマをドライビングすることのほうが好きだというひとには Mac のほうが合っているかも知れない。よりよいドライビングフィーリングを求めてクルマをいじっていくという嗜好性は Mac というパソコンをチューンアップするときの感覚と似たものがあると思う。
まあ要するに好きな、あるいは予算や要求されるスペックのパソコンを使えばいいだけの話しなのだけれど、両刀遣いになってみるといろいろと思うところ在り・・・。
それはさておき、きょうはけっこう上空の風が強くて、雲の流れがとても速かった。刻々と変化する雲の様子を見ているといくら眺めていても全然飽きない。それは美しく力強い。ピラタスの丘もすっかり新緑に覆われて、透明なグリーンの光に充ち満ちている。
やっちょうの声がドームの中のように反響し、夢のような音楽を聴かせてくれる。爽快(そうかい)な風に吹かれていると、ああ、「風の歌を聴け」というのはこういうことなのか、と。本当に風は歌うのだ、と。そして昔のフォークソングの歌詞を思い出す、"The answer, my friend, is blown in the wind, the answer is blown in the wind."・・・。
パソコンの不調なんて些細なことに過ぎない。そんなことより、こんな別天地に暮らしていても人生の悩みはつきないのだ。それはどこに行ったって同じことなのだ。
いずれにしても「答え」は風の中にあるのだろう、たぶん。
※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
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