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今日はこのブログについて書く。
「ブログ」という言葉がまだ無かった時代から11年以上書き続けていると、いささかくたびれてくるし書く内容だってそういつも斬新なことが書けるわけでもなくなってくる。4020エントリーも書けば充分というか、なんというか。
昔書いたことは僕自身すっかり忘れてしまっているほどだから、自分でバックナンバーを読み返して、「これってオレが書いたの?」なんてびっくりすることも多い。干支ではないけれど12年というのは物事が円環を描いて元の場所に戻ってくるのにちょうど良い時間なのかも知れない。
僕はしだいに振り出しへと戻りつつあるのを感じている。12年間の長旅を終えて、ふたたび出発点に戻ろうとしているのをはっきりと心と体で感じている。だから書くこともまた昔書いたことの繰り返しの様相を呈してくるのは、ある種の必然なのかも知れない。
ということで、昔のコンテンツ「オーナーのひとりごと」へのリンクを文末のリンクに追加することにした。また、もうひとつのコンテンツ「And I Love Her」も追加した。まあ、いずれもへたくそな文章と内容なので、いまさら恥をさらすのもどうかと思ったけれど、それらもこのブログの一部なのだからしょうがない。
そもそもこのブログのタイトルは「オーナーのひとりごと」だったのだ。
ひとりごとだからこそいろんなことを勝手放題書くことができたとも言える。しかし時代は変わり、「自主規制」という名の、あるいは情緒的で非論理的な「無言の圧力」が日増しに増大してきている。「気に入らないやつを大勢でよってたかってたたく」というじつに卑劣・愚劣な行為を良しとする風潮だ。
マスコミ諸君、社会正義の実現とは「袋だたき」ゲームなのか。たとえ殺人者であっても更生の道を模索するという社会制度なのにもかかわらず、ミスを犯したり法律に抵触したり社会倫理にもとる行いをした企業に対しては、更生の道を断ち潰してしまうのが社会正義なのか。不思議なことにマスコミ各社だけは例外的扱いで、潰されたところなど1社もないではないか。どんなに大きな不祥事でもいつの間にか立ち消えになってしまうではないか。君たちに社会正義を標榜する資格などない。
ことかように理不尽で危うい社会なのだ、いまの日本社会は。
僕のようなペンション経営者などは、そうなると、危ないことはいっさい言えないことになる。
結局、揉み手しながら耳あたりの良いことだけを言っているのが商売繁盛の秘訣なのかとも思う。多分そうなのだろう。しかし、お客様の立場に自分が立ったとき、そんなことをしてもらってもちっともうれしくないし、かえって気分が悪いと感じるのは「ちがう」のだろうか。
まあいいや、世の中がどう変わろうと、僕はひとりの人間として誠実にお客様と向き合いたいといつも思っている。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
※後日、僕と考えを同じくする識者の記事と出合った、我が意を得たりだ。
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