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きのうだったかな、もう時間や日にち感覚がおかしくなっていてよくわからない、あ、そうだ昨日に違いない、ペンション・サンセットのホームページの構成を大変革しました。
とはいっても、まだまだマイナーチェンジといったところで、昨年11月に一気にすべてを FLASH で編集したものに変えて昨日までがんばってきたのを、もとの HTML と CSS で構成したものに戻した訳です。「先読み貧乏」という話しが以前日経のウェブマガジンにのっていたけれど、僕が体験したのもまさにそのパターンだと思う。
いくら回線速度が速くなってマシンスペックが上がったと言っても、まだまだモデムやISDNで接続しているひとも20%以上いるのだ。ブロードバンド回線で接続していても実効スピードが遅くて悩んでいる人だっているのだった。
Google Analytics というアクセス解析ソフトの膨大なデータを見ていて、最終的にまだまだ FLASH によるコンテンツは「重くてなかなか表示されない」と考えられていて(じっさいそうなのだけれど)一般的には受け入れられていない。それどころか、嫌われてさえいるケースも想定されるのだ。
おそらくこれからのホームページは現在のブログ公開システム同様のサーバーサイドのデータベースとパブリッシングシステムの連携によるオンデマンドの公開形式へと変化していくと考えている。つまり、お客様が閲覧したいページに移動するのではなく、ホームページのほうが欲しい情報をデータベースから拾い出して編集して提示してくれるのだ。
そんな折、僕も利用しているサーバーインストールタイプのブログ公開システム Movable Type の バージョン 4.0 が発表になった。そしてその目玉機能が、ブログだけでなく企業レベルのホームページも構築できる氏捨て身へと進化した点だという。やはりこれからは CMS (コンテンツマネジメントシステム)無しに情報発信は考えられない時代になるのだろう。
じっさい、大企業のサイトはそのようなオンデマンドパブリッシングシステムで運営されている(と思われる)のだけれど、それを構築維持するためには莫大な経費がかかるわけだ。それを個人でも使えるシステムで同様のことが出来るとなればこれを見逃す手はないと思っている。
話しを戻そう。最近よく耳にする言葉に「売るためのデザインは必要ない」とか「美しいHPより見やすく情報へのアクセスが容易なHPを!」というものがある。その通りだと痛感している。特にペンションの場合、うちのような小規模のペンションでは特に、こじゃれたHPより多少「泥臭い」というか「人間くさい」ホームページのほうが親しみやすいのかも知れないと言うことを感じている。
要は「ひとの温もり」や「息づかい」が感じられるようなホームページのほうが断然良いということかも知れない。この半年新しい自分のHPに対する(データ上の)お客様の反応を見ていて、僕もそう思うようになった。
ということで今回の改変では、かっこう良いとか美しいとかと言うことは二の次にして、とにかく見やすいこと、短時間で流し読みできて大まかな要点を把握できること。ここにあるべきとお客様が潜在的に思っている場所にその情報が期待されるかたちで用意されていることに注力した。
まだまだ力不足で、日々改善を続けなければならないのだけれど、少なくともこれまでのHPよりは断然親しみやすくわかりやすくなったとは思っている。しかしこれは第一段階であって、第二段階としてサイト内ナビゲーションのしっかりした構成のシンプルなホームページを別途制作する予定でいる。
僕はペンションは「道具」あるいは「装置」としての「場」であると考えるものである。そのスペックや特徴やメリットをお伝えするのに必要以上にデザインに凝ったりクールぶったりする必要はないのだと自分に言い聞かせている。いちばん大切なのは「情報へのアクセスしやすさ」と「使いやすさ」つまり「アクセシビリティー」と「ユーザビリティー」こそが肝要なのだ。
ということで、ブログ化したこの「蓼科高原日記」のほうが一歩先んじている状態になっている。今度は、ホームページがそれに追いつく番だ。
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