晴れ 気温:最低 - 7℃/最高 1℃
晴れ一時曇り一時みぞれ、というのが今日の天気でした。ピラタスの丘の景色はまだ「冬ざれた」印象はありません。晩秋の趣を残していて、12月の中旬という感じはしません。まあこれで雪がどかっと降り積もれば一気に「冬景色」ということになるのですが、いまはそんな風情がしています。
この時期のピラタスの丘はひとびと(住人)の活動を別にすれば、しんと静まりかえって、まるでひとけが感じられない。まるでどこか知らない国の大自然のまっただ中に来てしまったような感覚がします。自然の息吹がもっとも強く感じられる季節かも知れません。
日が暮れると気温は氷点下7℃までさがり、スキー場の方角からは元気の良いスノーマシンの音がかすかに聞こえてきます。この気温ならものすごく良い人工雪が作れます。このままこの気候が続けば、天然雪が降らなくてもたっぷりの人工雪でスノースポーツが楽しめることでしょう。当地の人工雪は天然のパウダーと虫眼鏡で見比べても素人にはちょっと見分けが付かないほど質がよいのです。
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う〜ん、「文は人なり」というけれど、やっぱりこの文体は僕にはなじまないようです。いま現在の僕の文体で書くことにするね。
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先日痛めた腰はどうやら「ぎっくり腰」だったようで、我が家の人工温泉でじっくり温まっていたらかなり良くなってきました。恐れていた椎間板ヘルニアの再現でなくてよかった。それはそうと、この「天然温泉」ブームのさなかに僕は今年「人工温泉の装置(かなり高額)」を入れ替えました。
天然の鉱石を利用してこの八ヶ岳のミネラルウォーター(伏流水)を「温泉化」すると、ものすごく良い感じの温泉になることを知っているからです。それに最近TVでも報道され始めたけれど、鉱石を厳選することによって立地にとらわれずにお望みの種類の温泉を作り出すことが出来ることから、ふたたび「人工温泉」の良さが見直されているとのことです。
タンクローリーで天然温泉を運び上げて週1回浴槽に張るという方法もあるのだけれど、とにかくその価格が常識外れにばかっ高いのですね。業者さんには業者さんなりの言い分があると思うけれど、年間百万円前後もかかるというのは、あまりにも「高コスト」に過ぎると僕は思います。
あえてそれを行っているお宿のオーナーさんには、お客様に対するそのホスピタリティーに敬意を表するしだいです。お客様に置かれましても、そんなオーナーの心意気を是非感じとっていただいてじっくりと温泉を味わっていただければ幸いです。本当に大変なコスト負担なんですよこれは。
が、僕のところはそのような高額の出費はポリシーに反するので、対費用コストに優れた完璧にメンテナンスした「高品質の人工温泉」をご提供することにして、お料理や天然酵母パンやその他のサービスに予算を振り向けているしだいです。じっさい、お料理の原価は2倍、パンの原価は3倍かけています。
天然温泉につきましては、かけ流し天然温泉の蓼科温泉の旅館さんと提携して、廉価に露天風呂と内湯を堪能していただけるシステムとなっています。旅行産業も「ネットワーク」と「餅は餅屋」というのがこれからの方向性だと考えているからです。
たとえばピラタスの丘にものすごく美味しいレストランが出来たなら、僕はそこと契約して夕食はそちらでお好きなメニューを召し上がっていただくスタイルに変えるでしょう。もちろんペンション・サンセットのオリジナル料理がお好みのお客様にはサンセットで召し上がっていただく。そのような広がりのある選択肢をご提供するのもまた宿としてのホスピタリティーかなと考えているしだいです。
ペンション・サンセットは今後も日々進化を続けて参りますので、ご注目いただければ幸いです。願わくば、是非一度ご宿泊いただきじっさいの我がペンションを体験していただければうれしいかぎりです。
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