晴れ 気温:最低 - 12℃/最高 - 2℃
蓼科の10年間が凝縮された日記 「蓼科高原日記」は、ほぼ10周年記念日を迎えた。気づいてみれば今日でこの日記は3,650日目を迎えていた。閏年(うるうどし)があるから「ほぼ10周年」ということか。あっという間のような気がするけれど、バックナンバーを読み返してみると遙かな道のりだったことを改めて実感する。感無量というか、ふ〜、なんだかとっても疲れたというか、充実感というか、いろんなものがごったまぜになって、自分でもよくわからない。 ここまで書いたところで本当にどっと疲れが出て、もう起きていられなくなってしまった。3時間ほど眠っただろうか、夢のない眠りだった。その時間だけすっぽり人生から抜け落ちてしまったような深い眠り、いや、というよりは「無」だった。まるで生まれ変わったような感覚がある。同時にすべてがリセットされ、あらゆるメーターがゼロを指している。 象徴的な夢は見なかったけれど、これは象徴的な感覚なのかも知れない。またすべてを一から始めることになるのだと。いまやビジネスにも、ウェブにも先行者のプライオリティーなどない。新規参入者の方がむしろ有利かも知れない。新たな10年にむかって積極的にリスタートするしかない。
蓼科をピラタスの丘を愛している 真夏のような満天の星空に驚いた。冬の夜空は星座が寂しく感じるものなのだけれど、今日はいつもと違っていた。まるで8月の空のようにゴージャスなのだ。寂しげで怜悧な光を放ついつもの冬空とはほど遠い。ときおり流星が燃え尽きるのが見える。すぅっと流れてきて、ぼわっと燃え尽きるその瞬間、まるで稲光のような強烈な光を放つ。見逃すはずがない。 氷点下8℃、手袋を忘れたので両手の感覚がほとんど無くなっている。共に歩く愛犬パルはずんずんアイスバーンを突き進む。アイスバーン用に特化されたクリート(スパイクのようなもの)を付けたソレルのカリブー(革製のスノーブーツ)はまるでスキーブーツのように重い。しかしこれでないとまともに歩くことは出来ないのだ。 日常生活でも、カナダやアラスカで常用される衣服や靴などをよく利用する。米国のアマゾンのサイトやREIのサイトで購入して個人輸入するしかないのがちょっと面倒だけれど、耐久性も機能も申し分なくなによりもじっさいに使って信頼できるアイテムばかりなのだ。 そういえば、アイテムではないけれど、愛犬パル君もアラスカからやってきたおじいさん(スノーマン)、日本で生まれたお父さん(スノーファイティング)を持つシベリアンハスキーだった。 ことかように肉体的には過酷なところもある、それが自然の中で暮らすと言うことだ。しかし、ぼくもパルも蓼科を、ピラタスの丘を愛している。ここ以外に暮らしたい場所はない。
蓼科の10年間が凝縮された日記 「蓼科高原日記」は、ほぼ10周年記念日を迎えた。気づいてみれば今日でこの日記は3,650日目を迎えていた。閏年(うるうどし)があるから「ほぼ10周年」ということか。あっという間のような気がするけれど、バックナンバーを読み返してみると遙かな道のりだったことを改めて実感する。感無量というか、ふ〜、なんだかとっても疲れたというか、充実感というか、いろんなものがごったまぜになって、自分でもよくわからない。 ここまで書いたところで本当にどっと疲れが出て、もう起きていられなくなってしまった。3時間ほど眠っただろうか、夢のない眠りだった。その時間だけすっぽり人生から抜け落ちてしまったような深い眠り、いや、というよりは「無」だった。まるで生まれ変わったような感覚がある。同時にすべてがリセットされ、あらゆるメーターがゼロを指している。 象徴的な夢は見なかったけれど、これは象徴的な感覚なのかも知れない。またすべてを一から始めることになるのだと。いまやビジネスにも、ウェブにも先行者のプライオリティーなどない。新規参入者の方がむしろ有利かも知れない。新たな10年にむかって積極的にリスタートするしかない。
蓼科をピラタスの丘を愛している 真夏のような満天の星空に驚いた。冬の夜空は星座が寂しく感じるものなのだけれど、今日はいつもと違っていた。まるで8月の空のようにゴージャスなのだ。寂しげで怜悧な光を放ついつもの冬空とはほど遠い。ときおり流星が燃え尽きるのが見える。すぅっと流れてきて、ぼわっと燃え尽きるその瞬間、まるで稲光のような強烈な光を放つ。見逃すはずがない。 氷点下8℃、手袋を忘れたので両手の感覚がほとんど無くなっている。共に歩く愛犬パルはずんずんアイスバーンを突き進む。アイスバーン用に特化されたクリート(スパイクのようなもの)を付けたソレルのカリブー(革製のスノーブーツ)はまるでスキーブーツのように重い。しかしこれでないとまともに歩くことは出来ないのだ。 日常生活でも、カナダやアラスカで常用される衣服や靴などをよく利用する。米国のアマゾンのサイトやREIのサイトで購入して個人輸入するしかないのがちょっと面倒だけれど、耐久性も機能も申し分なくなによりもじっさいに使って信頼できるアイテムばかりなのだ。 そういえば、アイテムではないけれど、愛犬パル君もアラスカからやってきたおじいさん(スノーマン)、日本で生まれたお父さん(スノーファイティング)を持つシベリアンハスキーだった。 ことかように肉体的には過酷なところもある、それが自然の中で暮らすと言うことだ。しかし、ぼくもパルも蓼科を、ピラタスの丘を愛している。ここ以外に暮らしたい場所はない。
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