晴れのち雪 気温:最低 - 3℃/最高 -2℃
雪質抜群のピラタス蓼科スノーリゾート
朝は晴れ、そのうち曇ってきて、午後4時過ぎには雪が降り始めました。どかどか降る雪ではなく、間断なく降り積もる粉雪です。予報より少し早い降り始めですが、この雪は明日の朝まで降り続くとのことです。
今日は最低気温と最高気温との差がわずか1℃しかない一日でした。お客様の感想では、ピラタス蓼科スノーリゾートは標高が高いだけあって雪質が抜群ですねとのこと。しかし、本来の2月のピラタスの雪質はこんなものではないのです。完璧なパウダー、完璧なアスピリンスノーなのですね。
しかし異様な暖冬にもかかわらずこの時期にこの雪質ならまあ「いいんじゃないの」というべきなのかも知れません。今シーズンに関しては、他のエリアではそんなに雪質が悪いのでしょうか。だとすれば、このお客様の感想も納得がいきます。僕らはいい雪に慣れきってしまっているので、意外に感じるのかも知れませんね。
それにしてもピラタス蓼科スノーリゾートのホームページに今夕から掲載された写真の www.pilatus.jp の文字はいささかセンスに欠けるとぼくは思うので、今日は掲載しません。あ、それだと日が変わると僕が何のことを言っているのかわからなくなってしまいますね。ということで許諾を得ているので転載します。ということで、ご覧の通りです。
本来的機能としては「すかし」なのですから、はっきり読めなくても良いのですから、これまでどおりのシンプルな白で良かったのではないかなと思います。この「すかし」を見て絶対に不法転載は許さないぞって言うような強い意志を感じますが、経験者として語るならば、それは無理というものです。第三者機関の「電子すかし」を利用すれば目的を達成できるのでどうしても守るべき画像についてはそうすることをおすすめします。ぼくのような個人レベルでは費用的に利用は無理そうなのですが・・・。
さて、写真はピラタスのスキースクールで大好評の「キッズ・レッスン」の様子ですが、インストラクターのお兄さんお姉さんが2〜3人という少人数クラスで「一緒に遊ぶ」ことを通して「楽しさ」を実感してもらえるコースになっています。本当に楽しいんだから!これはぼくもお客様に必ずお勧めするピラタスならではの納得の有料サービスです。
スノータイヤはスタッドレスタイヤではないのね
それと、いろんなスキー場のアクセス情報によく「スノータイヤでOK」と書いてあることがあるのだけれど、ここ10年ほど「スノータイヤ」という言葉を使ったことも聞いたこともないのでどんなタイヤのことなのかわからない。たとえば「普通タイヤ」と「スタッドレスタイヤ」というカテゴリー分けが現在のタイヤショップや業界の標準的用語になっている。
おそらく「4WD車などに標準で付いているM+S=マッド&スノータイヤ」のことを指しているのだろう。しかし、確かに現状それで大丈夫でも、勾配が7%を越えるような山岳路ではひとたび雪が降れば下り坂に関してはまったく役に立たないことは目に見えているのだから、その点にも同時に注意を喚起するべきではないだろうか、と個人的には思います。
特に昨今は4WD車でもSUVというジャンルの場合は完全なオンロードタイプのタイヤが付いているケースも多いので、なおさら誤解を生じやすいと思う。まあ「苦言」ということではなくて、そのほうがいいのではないかと感じたので、書いておくことにします。いろんなスキー場の方がこの文章を見てくれるかどうかはまったく不明だけれど。
というのも、スキー場関係者といえども山麓の街から通勤している方が大多数だから感覚的には都市生活者の方に近いわけで、年中標高1800mもの山岳地に住んでいる僕らとは経験も感じ方も違うのはしょうがないですね。僕らは勾配7%〜10%のつるつるのアイスバーンのカーブをスタッドレスタイヤのみで2kmも3kmも下るということを日常的に行っているわけで、おのずと知識量が異なっているわけです。
ということで、ペンション・オーナーの言うことには真摯に耳を傾けていただきたいとお客様にはお願いしているわけです。事故ってからでは遅いし、楽しいスキー、スノボの旅が台無しになってしまいますからね。
(注)今日の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
最近のコメント