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春
とびっきりの快晴で朝を迎えた。ようやくメンツがそろってきた野鳥たちの歌声が森にこだまする。まさに絵に描いたような高原の森の朝だ。早朝から笑顔で散策を楽しむお客様の姿が目立つ。吹く風ももはや北風ではなく、柔らかな南風だ。
森の樹木も、いままさに新緑を芽吹こうとしている。あと1週間後には視界は緑一色に変わっているかも知れない。初夏を思わせる真っ白な太陽光線が地表に降り注ぎ、地中で凍結して越冬した種子たちに発芽を促しているかのようだ。
同時にぼくらもいま「春」を迎えた。こころの芽吹きの季節を迎えた。
聖光寺の桜祭り
さて、今日は何とか蓼科湖聖光寺の桜を撮影に行くことが出来た。お客様の夕食前のちょっとした時間を使って夕暮れ間近の桜を撮影した。今日はあえてデジタル一眼レフに DT18-200mmF3.5-F6.3 という35mmカメラ換算で27mm〜300mmのデジタル専用ズームレンズを装着したものを使ってみた。使い込まないことにはいつまでも使いこなせないものね。
盛りを少し過ぎていたけれど充分以上にきれいだった。恒例の桜祭りのイベントも今日は終了し、もう日が暮れるという時間帯にもかかわらずたくさんのお客様が桜の花の下、三々五々散策を楽しんでいた。これにはちょっとびっくりした。ここもしだいに桜の名所として、ようやく、認知されてきたのかも知れない。
パルとの時間
そういえば昨日は満月がこうこうと照りつける、星のじつに綺麗な夜だったことを思い出す。見上げるたびに月はその大きさを増す。まるで風船のように膨張しているかのようだ。午前1時のピラタスの丘は静寂の中にもいのちの気配に満ちて、強烈な月光の元で光り輝いている。その光は直近の蓼科山はもとより遠くの山並みまでを照らし出す。
シベリアンハスキーのパルとの散歩は、どんなに多忙な時でもかかすわけにはいかない。それがパルのもっとも楽しみとしているひとときだからだ。小走りで進むパルの姿を見るとこころが和んでくる、いや、感動を覚えるといったほうがいいかもしれない。それほど、そのリズミカルでしなやかな並足はたとえようもなく優美なものだ。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
※1枚目の写真は聖光寺で見かけたクロツグミ(?)、鳴いていなかったので確信はない。
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