晴れ 気温:最低 4℃/最高 20℃
今日も朝からさんさんと陽光が降り注ぐ一日となったが、暑いという感覚はまったくない。この温かさは陽光によるものであって、大気そのものは真夏同様からっと乾いてひんやりと冷たい。とても半袖では外に出られない。
冬の間すっかり気配を消して、その存在そのものが消滅したかのようだったピラタスの森も、しだいに新緑に色づき始めて見通しが利かなくなってきた。これまでは樹木の幹だけが唯一視界を遮るものだったのだけれど。
蓼科湖のサクラも「桜吹雪」のタイミングとなってきたが、その少し上の「プール平」ではこれからが桜の見頃になってくる。ここの桜は密集していないけれどじつに見事な個性的な大木が多いので本当に見応えがある。
これは是非写真に撮っておかなければといまから期待している。
それはそうと、数日前からというかGW以前と以降とでこのブログの内容というか視点というかそういうものが変化してきているかも知れない。いろいろ思うところあって、やはりブログとしてではなく「日記」として書き進めることに決めたからだ。
10年以上も毎日書いていると定期的にこのような迷走状態に陥ることがあるものだ。今回の迷走は結構長い期間続いたけれど、これで一段落したのかも知れない。このブログでは必要以上にセールストークはしない、「蓼科のいま」とか「蓼科の風の感触とかにおい」を感じていただければいいと思っている。
商売として大繁盛して儲けることがかなわない(そういう才覚に欠ける)から言うわけではないけれど、結果として、僕はペンション・サンセットを「趣味で経営している」ということなのかも知れないと思うようになった。また、それで良いのだ、とも思うようになった。
人気のTVドラマ「時効警察」のオダギリジョー演ずる主人公ではないけれど「趣味で」やっていることなのだ、と、まあそのことに気づいたわけだ。経営者としてはそれではいけない財務状況ではあるのだけれど、僕のスタンスは開業以来じつは変わっていない。
かといって、「へんくつな経営者」を想像してもらっては困るし、じっさいにそんなことは断じてない。「趣味」だからこそ真剣勝負だし、趣味だからこそなみなみならぬ愛情を持ってペンションをやっている。そして趣味だからこそ、お客様には肩の力を抜いてゆったりとお過ごしいただけるいい宿になったと、まあ個人的にはそう感じているわけですし、そのような感想を多くのお客様からいただいているわけです。
ペンション・サンセットは「僕の趣味だ!」と、いまここで宣言する。
※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
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