雨 気温:最低 11℃/最高 14℃
台風4号による被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。
ここ長野県中部地方はまだようやく台風4号の気配を感じる程度の小雨です。風はなく、ごく普通の雨です。午後8時現在暴風雨とは無縁の天候になっています。天気概況によれば暴風雨にはならずに夜半に一時雨脚(あまあし)が強くなり、未明には穏やかな降りに戻り、昼頃から曇り空に変わるとのことです。
明後日はそのまま曇りないし晴れとなりそうです。火曜日以降は週末を含めて良いお天気に恵まれるという予報が出ています。
それにしても、ここ数年の天候異変は本物のようです。日本は亜熱帯だと言われてきましたが、どんどん熱帯雨林気候に変わりつつあるように感じます。日本が熱帯となるのはそう遠くないことのような実感があります。
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さて、この蓼科高原日記も11年毎日書き続けてきたことになります。初期のものはデータ消失して残っていませんが、残っているモノだけでも今日で3801日分ということになります。そこでつくずく考え込んでしまうのは、いったいなんのために書き続けてきたのだろうかということなのです。
最初は蓼科のいまをインターネットという新しいメディアに載せてお伝えしたいという想いだけで書き始めたのですが、やがてそれは自分の想いを語る場へと変化していきました。それはまるで私小説のようでもありました。
やがてそのことに違和感を覚えるようになると、今度は報道的スタンスに変わりました。しかしそれも違和感があって・・・。やがて時代は新自由主義の経済社会へと変わり人の心のあり方も変わってしまいました。読んでくださる方の心もそして私自身の心のありようも。
結果第一主義の社会に個人的にどんなに異議を唱えようと時代潮流は変わりそうもありません。周りを見回せば、繁盛している宿はこんな手のかかる素朴なことに力を注いではいない。プロフェッショナルなあるいはそうでなくともより商業主義ツーリズムに沿ったPR展開をネット上でも行っていることに気づきます。
周到に計算された写真やレイアウトそして広告コピー。適切な資本投下による設備増強とそのアピール。ここでもやはりより大きな資本力が幾何級数的アドバンテージを享受している。想いより何よりまず資本力がなければ勝負にならないのです。
かたくなに人の心とホスピタリティーにこだわる宿もありますが、それをするにもやはりそれができるだけの資本がなければならない。趣味でやってますから利益は出なくてもいいんですと言えるだけの内部留保がなければそんな割り切りはできないのです。
早くそういえるようになりたいのだけれど、そうなるまでにはあと5年かかるのです。その間どうすべきなのだろうか。これまでどおり「ひとのこころ」と「ホスピタリティー」にこだわって経営している限りこの赤字体質を改善することはきわめて困難であることは明白なのね。
本当にダメな経営者なのです。身の程も考えずに理想ばかり追って・・・。
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