曇り一時小雨 気温:最低 12℃/最高 18℃
じつにステレオタイプな天気が続いています。最低気温も最高気温も一日の天気の移り変わりも毎日がまるでコピーしたように似ています。しかしいったん山を下りてみると山麓の街では日差しがあったりして、この天候は山岳部独特のものであることに気づくのです。
要は山に雲が張り付きやすい気候なのですね。麓から見上げれば、中腹から上をすっぽりと雲に覆われた八ヶ岳が見えるのです。そうしてその雲の中にぼくらはいるわけです。だから、曇り空というよりは「雲の中」というほうがあたっているわけです。
ほぼ予想通り(平年並みと言うことでもあるのですが)霧ヶ峰のニッコウキスゲの群生が満開になるのは今週末ということになりそうです。今夕の天気予報では気象状況が急変して昨日までの週末予報の「晴れ」から「雨がち」に予報が変わってしまいました。
珍しく気象予報士の方がそのことをきちんと断って報じていましたね。普段からそのように報じてくれればよいのですよね。そのほうが話に一貫性があるし、理解も深まるというものです。当然旅行やレクリエーションの計画や実施の判断もしやすくなるというものです。
それはさておき今回の「新潟県中越沖地震」の被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。
しかしぼくらも困っているのです。それはマスコミ各社が「甲信越地方(山梨・長野・新潟のこと)」で地震がありました」という言い方をするから、「風評被害」が始まっているのです。特に長野県の北端の新潟県境で(近いから当然ですが)震度6なんて言う報道がインパクトがあったために、まるで長野県全体が震度6で大変な被害を受けたように受け止められてしまったようなのです。
じっさいそれは「大間違い」で諏訪では東京より揺れなかったし、ここピラタスの丘では椅子に座っていたり寝ころんでいなければ地震とわからない程度の微弱な揺れだったのです。ぼくはといえばパソコンデスクに座っていて「あれ、地震かな?」といった感じでした。天井からつるしている照明が揺れているのを観て「ああ、やっぱり地震だ」と思った程度でした。
マスコミの方にお願い!:「新潟・長野の地震」という言い方はやめてください!
それは事実に反する表現だから。これは学術的にも「新潟県の地震」であり、長野県の地震ではないし、じっさい長野県で現在避難所生活を強いられている人はひとりもいないのですよ。長野県庁のホームページで良く確認してほしい。同時に長野県で被災した地域がきわめて限定的であることを地図できちんと確認して正確に報道してほしい。まるで(広大な)長野県全体が被災したと誤解されるような表現を改めてほしいのです。
ぼくらの切なる願いはマスコミの方々に届くのだろうか?・・・だめだろうなあ、きっと。センセーショナルな方が視聴率とれるもんね。やれやれ・・・。
※今日の写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
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