快晴 気温:最低 9℃/最高 19℃
ハービー・ハンコックのカルテットの名作「処女航海(Maiden Voiyage)」の彼方からアカハラの歌声が聞こえてきます。ここは僕のお気に入りの場所、ペンション・サンセットのダイニングの吹き抜けの大テーブルです。今朝からすっきり晴れて雲一つ無く、窓外の景色はすっかり真夏です。
今日はいろいろなところに行っていろいろな人々に会いました。詳しくは書けないけれど、それは「意味のある偶然(シンクロニシティ)」のように僕には感じられる出会いばかりでした。それは・・・、いや、やめておきます、プライバシーは厳格に守らなければ。
モダン・ジャズを聴きながらここで過ごすのは僕にとっては至福のひとときなのですが、多くのお客様にとってはどうなのだろうと、ためしにBGMとして流しながら蓼科高原日記を書いているわけです。確かに自分にとってはこの組み合わせは最高だと確信できたのですが、しかし、音楽に関してはひとそれぞれに嗜好が異なりますから難しいかなと、その一方で思うのです。
う?ん、やはりジャズは難しいかな。この際徹頭徹尾「自分らしさ」を前面に打ち出したペンションに衣替えしようと目論んだのですが、なかなかたいへんなことなのですね、これまで築き上げてきた雰囲気やイメージを変えてしまうというのは。
今朝は9℃まで冷え込んで、これで梅雨が明けたのだと誰もが確信するほどすばらしい快晴になりました。蓼科中どこに行ってもその話題で持ちきりでした。これでようやく避暑地のシーズンが始まるのだ、と。しかし、天気概況によれば明日明後日ぐらいまでは多少ぐずつくとのことで、にわかには信じがたいねと言葉を交わしあったのもまた今日の出来事です。
日差しは焼け付くように強烈で熱く、窓を閉めているとクルマはエアコンがしっかり入る気候なのですが、じつはサンルーフと窓を全開にすると半袖ではちょっと寒いほど風が冷たいのです。それもそのはず、ピラタスの丘の今日の最高気温は19℃にすぎなかったのです。
山麓の街・茅野(ちの)でも吹く風はひんやりと心地よくものすごく湿度が低い真夏の天気に変わっていました。あらゆるものの形がくっきりとした輪郭を取り戻し、鮮明に夏という季節を主張しているようでした。こうなるともうサングラスを手放せません。紫外線がとても強いので、白内障を防ぐためにも一年を通じてサングラスは手放せないのですが、こうなると実際問題としてなにをするにも裸眼ではまぶしすぎて。
---
さて、あたらしい「スキン(ブログのデザイン)」はいかがですか?僕としてはけっこう気にいっているのですが・・・。またタイトルが「蓼科高原日記 for blog」から「蓼科高原日記 blog edition」に変わり、サブタイトルが"Now He Sings, Now He Sobs."から"God is a concept by which we measure our pain."に変わったことにも気づきましたか?
サブタイトルは、これまでのがスリ・チンモイ導師の詩からの引用であり、こんどのはご存じジョン・レノンの歌詞からの引用です。これは僕自身の心境を忠実に反映した変更です。決して思いつきなんかじゃない。
まあ、こんなつまんないことにこだわったり小理屈をこねているから、多くのお客様に敬遠されてしまうのかもしれません。これは日記の中だけの人格なのですが、じっさいにもそうではないかと思われてしまうのは致し方ないのかもしれません。
いずれの先入観を持たれても、じっさいにペンション・サンセットにいらしたときにはどうか(様々な意味で)「がっかり」しないで下さいね。要するに僕はただのペンションの「オヤヂ」ですから。こういう理屈っぽい話はこの日記の中でしかしないので、ご安心下さい、っていうか、あるいは期待はずれだったなんて思わないでください。
そういう意味でこの日記は「ひとりごと」なのです、当初のタイトルがそうであったように。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
最近のコメント