晴れ 気温:最低 12℃/最高 23℃
きのうはこの夏の最高気温23℃!・・・を記録しました。ぼくらにしてみれば20℃を越えるともう暑くてハアハア言ってしまいます。シベリアンハスキーのパル君と同じです。体質が似てきてしまっているのかも知れませんね。
さらにきょうは24℃、記録更新です。
お客様はこれでも「涼しい」とおっしゃって下さるのですが、われわれにとっては20℃が都会の方の30℃ぐらいの感じの暑さとして感じられるのです、たぶん。まあ、陽が落ちたとたんにいっきに12℃以下まで気温が下がるので、朝晩は「寒い」といったほうが適切な表現かも知れません。
じいじいと蝉(せみ)がかしましく鳴いています。それもペンション・サンセットのシンボルツリーの白樺の大木で!・・・こんなことはこれまで無かったことです。
その声をBGMにしてウグイスやホトトギスが謳っています。なんともシュールな情景ですね。
そもそも標高1750mのこの地には蝉が棲息していなかったのです。
それがここ数年、しだいに蝉の声を聞くようになりました。冬期に氷点下20以下にもなる当地の気候から考えてこの森で羽化したとは考えにくいので、もっと標高の低い森から上がってきたのではないかと考えています。
蓼科で唯一聞くことの出来る蝉の声はエゾハルゼミです。
6月の梅雨入り前にからころからころひゅーひゅーと野太い声を聞かせてくれるのです。そして忽然と姿を消します。初めて聴いたときは、なんで森の木の上でこんなにもたくさんの蛙が鳴いているんだろうとびっくりしたものです。
明らかに自然は変化してきています。しかし他の同植物たちと同様に、われわれは、とりあえず、それを受け入れて生きていくほか無いのですね。
それが高邁な理想や大儀とは別次元の、閑山の森で暮らす私たちの実感です。
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