曇りのち一時雨 気温:最低 11℃/最高 16℃
昨夜は皆既月食だった。
TVを観ていて雨は止んだのかな、と思って外に出てみると、なんと綺麗に晴れ渡った夜空に満月に近いつきが煌々(こうこう)と照っているではないか。これなら今夜の皆既月食もしっかり見ることができたはずだ。
これは迂闊(うかつ)だった。高度に発達したメディア社会が招いた錯誤かも知れない。間断なく流される「日本列島は北海道の一部を除いて曇っている」というメッセージを鵜呑みにしていたのだ。ちょっと空を見上げれば事実は明確だったのに。
じつは数年前に満月が真っ赤になっているのを1時間ほど眺めていたことがある。あの「赤い月」が皆既月食によるものだったのだと、今回の報道で初めて知った。あの頃はパルもまだ若くて元気いっぱいに小走りで散歩をともにしていたものだ。
そんな彼につきあって、延々と散歩しながら眺めたのがその現象を観た夜だった。赤い月は幻想的であると同時に象徴的なオブジェでもあった。暗示的といってもいい。僕らはその情景から何かを知らされあるいは伝えられたのかもしれない。
それはそうと、最近僕の印象を「小学校の先生みたいなひと」と表現するお客様が増えた。本人はまったくそうは思わないのだけれど、そんな印象なのかなあ。以前はそんな風にはいわれたことがなかったから不思議な気分だ。年をとってだいぶまあるくなったのかもしれない。あるいはある種の年配の教師のように「かたくな」なところが出てきたのかもしれない。
正直なところ、いまだに、僕は小学校の戦線がつとまるほどの人格形成ができていないと思っているから、恐縮至極なのだ。小学校の先生に失礼というものだなんて思ったり。とんでもございませんです。
このブログだけを読んでいると、なにやら「かたくな」で「こわい」ひとのように感じている人も多いようで、これは困ったなあと思っているところです。これが僕の文体でありスタイルなので、帰ることはできないし、ものの感じ方や考え方や価値観あるいは世界観はこの年になるともう変えようがないしね。
ただね、僕は「こわい」ひとではないし、人の話を聞かないかたくなな原理主義者でもないです。どうぞ安心してください。ごくふつうの50代のいささかくたびれたおじさんですから。(笑)
自分が思っている以上に心身が疲労しているようで、いろいろなことができなくて滞ってしまっています。一番滞っているのがメールのご返信でして、誠に申し訳ないです。m(_ _)m
そして、メールマガジン第一号ですが、そんなわけでこちらも滞りなく遅れております。
大変お待たせいたしております、もうしばらくお待ちいただけると幸いです。(^_^;)
あーあ、謝ってばかりの「夏の終わり」ですね。
蓼科はいつも通り残暑のない「避暑地の夏の終わり」を迎えています。静寂に満ちた高原では日差しが和らぎ冷たい風が森を吹き抜けていきます。さわさわという葉擦れの音に「レイトサマー(晩夏)」を感じます。個人的には一番好きな季節です。
避暑地の夏の終わりは本当にセンチメンタルな世界。心の平安と、心温まる物語に満ちた季節です。
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