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Mac vs. Windows
もう終わったと思っていたのだけれど、YouTube を観るとまだまだやっているんだ。Mac のほうがいいんだとか、いや Windows が最高なんだ、とか。別に個人の好みや価値観の問題だから、どう思おうとなにを言おうとかまわないと思う。だからって相手をけなすことはないと思うんだけどね。
僕は会社員時代に MS DOS3.1 でパソコン入門をして Windows3.1 が出たあたりで会社を辞めた。その後しばらくワープロ専用機を使っていたのだけれど、必要に迫られて Windows95 マシンを買うつもりで電気屋さんに行ったときに、Mac との運命的な出会いを経験したわけだ。
半年悩んだ末に結局 Mac ユーザーになってしまった。当時はそれほどユーザーインターフェイスに差があったということだ。Mac のパワーユーザーといわれるようになってアップル純正 "Power User " ポロシャツもいただいたほどだけど、現在は Power Mac G5 と Think Pad T43 の両方を使い分けている。
前者の OS は Mac OS X 10.4.10(Tiger) で後者は Windows XP Professional SP2 だ。どちらも違和感なく同時に起動して使い分けて作業している。どちらにもいいところがあり、若干不満なところがあるのは世の常で仕方のないことだと思っている。
だから、Mac だ Windows だという排他的議論には興味がないし、あまり建設的だとは思わない。
ホームページを政策運営している立場からすれば、この両方を使っていることは大変メリットがある。何しろお客様の90%が Windows ユーザーなのだから、お客様のアクセス環境を知る上でもホームページの表示状態をチェックする上でも大きなメリットがあり、とても勉強になっている。
YouTube にこんなのがあったけど、これは実感だね。以前に比べるとだいぶ良くなっているけれど相変わらず Windows の警告(アラート)にはいらつくことが多いから。その理由を考えてみると、Mac の警告はソフトな語り口のナビゲーションになっている(どうしたら解決するかのコマンドボタンが表示されている)のに対して、Windows の警告ダイアログはデッドエンドでその操作をキャンセルするかヘルプを観るかしか選択肢がないケースが多いことだ。
まあ、パワーユーザーにとってはどうでもいいことかもしれないけれど、多くの初心者にとってはいかにもビジネスライクなホスピタリティに欠ける扱いだと思う。そういう意味において Windows でパソコン入門するひとは大変だと思う。Mac を使い始めたとき以来僕はマニュアルや解説本なんて一切読んだこと無いもの。誰にも習わなかったし、サポートに電話したこともないし、トラブルはすべて自分で解決してきた。
Windows から Mac への移行は確かにユーザーインターフェイスの点でも違和感が大きいと思う。場合によってはむかつくかも知れない。それは Mac が感覚的であって、Windows のように徹底して論理的ではないからかも知れない。
そのいっぽうで、Mac ユーザーが Windows を使うのはあっけないほどたやすいことなのだ。僕自身が実際にそれを体験したのだから間違いない。Mac ユーザーは Windows をも感覚的、直感的に使ってしまうからかも知れない。
まあいずれにしてもクルマと一緒で、好きなのを使えばいいだけの話だ。僕の場合、ランドローバーに乗るのと同じ感覚であえて Mac を使っている。いよいよとなればなんだっていいんだけど、余裕があれば好きな道具の方が幸せだから。
ということで僕は Mac も Windows も好きですね。
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