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山歩きや山岳ドライブは今週末がおすすめ
クルマで出かけるたびに森や山の色の変化に驚かされるようになった。いつのまにか緑から黄色に変化してきていたのだ。いまや緑、黄色、そしてところどころに真っ赤や蛍光オレンジがスポット的に配された景色になっている。
もとより日光のように紅葉(もみじ)が全体を支配して、なにもかもが真っ赤になる紅葉ではないので、蓼科の紅葉は自然林(原生林)らしい赤・黄・緑がおりなすタペストリーのようになる。その美しさは日光の紅葉の迫力とはまた別のものだと思う。
どちらがいいかといわれれば、蓼科のほうが僕は好きだ、個人的には。
レタス栽培で有名な長野県川上村(野辺山の東にある)や、小淵沢と清里を結ぶ「八ヶ岳公園道路」の紅葉も同様でその錦絵はじつに絵画的で理屈抜きで感動してしまう。蓼科、八ヶ岳の紅葉も同様だ。
山歩きの方なら、今度の週末あたりからがおすすめのタイミングになると思う。ピラタスロープウエイ山麓駅やピラタスの丘あたりの標高が紅葉に染まるのはその次の週末(10/13)になる。さらに次の週末(10/20)にはピラタスの丘でもペンション・サンセットの周辺が向けがキュンとなるような美しい景観になる。こんな感じだ。>>写真
いずれにしても山歩きや山岳ドライブには今週末がおすすめ。お仕事によっては三連休だし。
報われないという想いを捨て去るのだ
一昨日からいろいろ書いてきたことへの補足。
いまの時代、男性とはまた異なったところで女性への負担が増大していると思う。専業主婦という「仕事」もじつに過酷で大変なのに、それに加えてキャリア組としてあるいは正社員あるいはパートでと女性が男性とかわらぬ仕事を持つのがふつうの時代になったからだ。
確かに男性が非協力的だったり、女性の大変さに無理解であったりということが、これまでもそしていまもあると思う。しかし、僕のペンションを訪れて下さるお客様の中でも、男性が女性を育児の面で補佐、あるいは自分のほうが中心となってかかわっているというご家族が増えているのは救いだ。
父親が母親の変わりをすることはとても難しく、母親が父親がわりになることもまた困難だ。それぞれの役割をうまく分担する道を探っているのかも知れない。事情によっては男女に関係なくひとりで父親と母親の両方の役割を担わなければならない方もいらっしゃる。
そんな状況の中で、将来を見通しながら安心して子供を産んだり育てたりするためのサポートが充実しているとはまったく言えない我が国の現状では、少子化の道を歩むのは当然途言えば当然のことかとも思うのだ。
女性の負担を軽減するためのプロセスは、自分の仕事だけで「いっぱいいっぱい」になっている男性たちを、けじめをつけてきっちりと家庭に返すところから始まるのだと思う。じっさい、子育てから逃げている男性もいるかも知れない、が、多くの男性は父親として、一家の主としてそれぞれの思いと決意をもって文字通り命がけで働いている。その想いは真実だと思うのだ。
しかしそれだけでエネルギーのすべてを使い果たしてしまい、倒れ込むようにしてとんでもない時間に家庭にもどってくる(結果として家事や育児にあまりかかわれない)という人が多いのだとも思う。それは「いいわけ」ではなく、社会の現状を変えなければこれ以上どこにもたどり着けないデッドエンド状況なのだ。
政府は「少子化対策」と言いながら、あまり有効な対策を持っていないように感じられる。施策の方向性がいささか、あるいはまったくの的外れなのではないかと政府当局は自らを疑ってみる必要があるのではないか。
社会を変えようと想いつづけるならば、できる範囲内でいいから働きかけ続けるならば、世の中はきっと願う方向へと梶を切る。だから「報われない」なんて思わないで!
僕はそう思うね。
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