曇り時々雨のち晴れ 気温:最低 6℃/最高 12℃
毎朝窓外を見るたびに驚かざるを得ない。日々激変するその情景に紅葉の季節の変化の速さに感嘆する。実際の気温もさることながら体感的な気温もここ1週間急激に下がっている。
秋いよいよ深まるの感が強い。
今夜は満天の星空がとても美しい。大気中の水蒸気がすべて夜露となって地表に落ちたためだ。地表はまるで雨後のようになにもかもがしっとりと濡れている。こんな時に雨傘を差して歩けば、ぽつんぽつんと雨の音を聞くことができる。実際はそれが夜露の降る音なのだけれど。
深夜には相変わらずキューンという澄んだ鹿の遠吠えが聞こえる。なんだかまるでカナダにいるみたいだ、ふとそう思った。歳をとってすっかり耳が遠くなってしまったシベリアンハスキーのパルはその声にも気づかずにぐっすりと寝入っている。
彼にも静かで穏やかないのちの季節が巡ってきたのだ。
そして僕にも同様に・・・。
僕はいま愛のない世界に生きている。
そのことを実感している。
誰も愛していないし、誰にも愛されていない。
これは象徴的な言い方だ。
現実的には、誰かに愛されているのだろうし、誰かを愛しているのだろう。
しかしそれだけでは不十分な状況にいま置かれているのだ。
僕はもっともっと深く大きな愛情に飢えている。
信仰を持ったひとならそれを神の愛だというだろうな、きっと。
そうかもしれない、でもそれはメタファーなのだ。
そのことを僕は知っている。
僕はこの世界を愛している、心から。
同時に、僕はこの世界に愛されたい。
そう思うのだ。
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信じられないかも知れないけど、僕はいま居室でダウンパーカを来てこのエントリーを執筆している。それほどの冷え込みなのだ。薄い長袖カーディガンしか持ってこないで寒い寒いなんて言っても僕は「右から左に受け流す〜」ですよ。僕の言っていることを信用しないあなたが悪い〜!
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