晴れ 気温:最低 2℃/最高 10℃
ピラタスの丘よりだいぶ標高の低いところでもこのような紅葉が始まっている。このような進み方はこれまでの僕らの常識を、ある意味で、改めさせるものだと思う。
紅葉は帯状に標高を下げていくものだとこれまで僕らは信じていたし、実際その様な眺望を目にしてきた。しかし今年は様子が違うのだ。注意深く見守っていきたい。
いずれにしても、ピラタスロープウエイからの眺めは素晴らしく、山歩きのお客様も大満足の紅葉狩りを楽しんでいる。麦草峠方面特に「白駒池」は必見だ。来週末まで何とか持ってくれるだろうか。
さて、今日の夜ペンション・サンセットのメールマガジンの創刊第7号を配信させていただいた。少しずつだけれど、方向性が定まってきたような気がする。いきなり「決定版」というのは無理なので、忍耐をもって見守っていただければ幸いなのね。(^^ゞ
先週以来お客様のいらっしゃる日には営業時間中全館暖房の日々が続いている。それほどこの1週間ほどの朝晩の冷え込みは本格的なのだ。まあ、だからこそ紅葉が色づく訳なのだけれど。
蓼科高原では広葉樹の紅葉は11月上旬まで、東山魁夷画伯が愛した蓼科のカラマツの森の紅葉はそれ以降12月に雪が積もり始めるまで見頃が続く。
テーマパークやつくられた景色で構成された一部のテレビの紀行番組が好きなひとには蓼科の景色はなじまないかもしれない。しかし本物の自然の景色というのはこのように見えるものなのだ。景色の美しさはそれを観るひとの感性に正比例する。
景色を見るのはじつはとても「創造的な行為」なのだということを、僕は蓼科の自然に教えられた。
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