晴れ 気温:最低 - 2℃/最高 4℃
淡雪は消えた
初積雪と言うこともあって、夜中にごそごそと起き出して建物周りを見回ったり、パルの犬舎の雨戸を閉めたりしていたので、つい寝坊してしまった。雪は未明には強風をともなった霙(みぞれ)となって天候はかなり荒れ模様となった。
登山中に稜線でこんな天候になったら命が危ないことは素人の僕でもわかるほどの荒天だった。やはりここはとんでもない山の上なのだ。標高1800mに迫る亜高山帯なのだ。改めてそのことを思い知らされる。なめてかかれば、自分のペンションの庭で遭難することだってあり得るのだ。
それはさておき、10時過ぎには朝日が強く差し込んで、そのとたんに道路の雪はあっという間に溶けて消えた。土の上に降りた雪も予想に反してどんどん溶けて蒸発して「雪なんて積もったの?」というぐあいの風景に変わった。
しかし、目の前の蓼科山の2000m以上の部分はすっぽりと雪雲に覆われていて、その中が吹雪いていることは一目瞭然だった。北横岳をはじめ八ヶ岳の峰々が真っ白に冠雪している。その時間になっても気温はまだ氷点下だった。
まだまだ紅葉がきれい
ピラタスの丘の住人はこぞってスタッドレスタイヤへの換装を始めた。僕も急いで履き替えておかなくては・・・。まあ、これが必要なのはピラタスの丘の中の道路や、幹線道路をはずれた側道などの日陰の多い道路だけなのだけれど。
当地が本格的に積雪を見るのは平年だと12月にはいってからになる。それまでに降る雪はたいてい(少なくとも舗装路面の積雪は)陽に当たるとウエット路面に変わるのだけれど、油断はできない。11月中はおおむねピラタスの丘も乾燥路面になっていて、日陰の部分が深夜早朝の低温時にアイスバーンになる危険があると考えておけばいいので、通常の観光ドライブでは問題はないことが多い。
もしタイヤチェーンを持っているならば万一に備えて携行しておけばさらに安心できると思う。
あと半月後には「初滑り」OK
山の上ではそんなふうなのだが、ほんのすこし標高が低い土地では紅葉がまだまだきれいなのだ。蓼科高原全体としてはまだ紅葉狩りのシーズンである。
そして、おとなりのピラタス蓼科スノーリゾートでは12月1日(土)のオープンに向けて着々とゲレンデ作りが進行しているのだから、この季節感はじつに奇妙なものになる。
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