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<今、知りたいのは、ただひとつ、自分の使命っていったい何だろう、ということなのです。
・・・とあるひとが問いかけました。それは永遠の命題ですよね。でも、そんなに大げさなことではないのかも知れませんよ。
この世界あるいは「神」が望む「自分の使命」とは「あなたがあなたであること」ただそれだけだと思います。
あなたがありのままのあなたとしてそこにいてくれるだけで十分なのだ、と。
それ以上はあなたが自分に望んでいることです、たぶん・・・。
僕はそう感じています。いろんなとらえ方があるのでこれが正解というのは無いと思いますが・・・。
TM(超越瞑想:transcendental meditation)は米国ではビジネスマンの間でごく一般的な(あるいは一般的だった)テクニックであって、間違いなく「宗教ではありません」が、マハリシも言う通りひとつの「イデオロギー」です。古代インドより聖者たちによって伝えられてきたひとつの世界観です。(マハリシとビートルズとのインドでのかかわりは伝説的です)
僕は仏陀もキリストもモハメッドも悟りを開いた聖者はみんな同じことを伝えようとして言葉を尽くしているように感じられます。般若心経もコーランもおそらく同じことがことばを変えて書かれているのだと思います。
それを人間が正しく理解できたなら「宗教戦争」など無いはずなのですが・・・。宗教がひとを縛り付けたり戦争に駆り立てたりするはずがないのですが・・・。
ですから自分なりに咀嚼して、過剰に同化しないように、誤った依存状態に落ち込まないよう注意しましょう。マハリシが我々に伝えてくれるテクニックとしての瞑想あるいは叡智は、マハリシ個人の思想とはまた別のものです。
☆☆☆
秋の空は芸術家だ。刷毛を選んで顔料を吟味して息をのむような作品を空に描いて見せてくれる。その筆使いはまるで誰かが本当に描いているかのような錯覚を憶えさせるほど。
子供の頃、本当によく空を眺めていた。草原に寝ころんで飽きることもなく何時間も空を見上げていたものだ。そう、ちょうどアニメ映画「魔女の宅急便」の最初のシーンのように。あの感覚を懐かしく思い出す。
昔の子供は日が暮れて夜の帳が降りるまでずうっと外で遊んでいたということなんだと思う。雨の日だって、「秘密基地」に集まったり、空き地に積み上げられた太い土管の中で何やかやと趣向を凝らして遊んでいたものだ。
そう、僕らは常に大地とともにあった。空とともにあった。太陽とも、雲とも、雨とも、雷雨とも台風とも一体感を持っていたのかも知れない。森と土と草と虫と動物とすべてのものと対等につきあう機会に恵まれていたのかも知れない。それは少なくとも僕にとってはとても幸せなことだった。
今朝の厳しい冷え込みの中で、空を見上げながらふとそんなことを思った。
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