雨のち雪 気温:最低 - 6℃/最高 - 2℃
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ことことという軒からの雨だれの音と、ずずざざざざあ〜どすん、という屋根からの落雪の音で目が醒めました。今朝はあいにくの、なんと、雨だったのです。かなり本降りで、まるで3月末か4月みたいです。予報では「雪」になっていたのですがこれはどうしたことでしょう。
シベリアンハスキーのパル君も、これではしょうがないなあという表情で犬舎にこもって所在なげにしています。じつに、これではしょうがないなあ〜なのです。
その後気温が下がってきていたので雪になるだろうと観ていたのですが、昼過ぎから雨はようやく雪に変わりました。雨のとき同様の本降りでした。それだけでけっこう積もりましたから、ゲレンデのセンターハウスで待機していたお客様も、にわかに活気づいて滑走を始めました。なかなかの滑り心地です。
天気概況によれば、今夜から氷点下10℃以下にぐぐっと冷え込むそうですので、今日降った雪もきりっと引き締まって、明日のゲレンデは気持ちのよいコンディションになりそうです。
雨と雪のあとに強烈に冷え込むということで、今夜から明朝の道路走行には十分な注意が必要です。筋金入りのアイスバーンの上に新雪が載っている箇所が何カ所もあります。
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昨年末以来、このブログでもアルペンリゾート サンセットのホームページでも、決して使うまいと決めた言葉があります。それは「お得」と「安い」という2つの言葉とその派生語です。
ものごとを「損か得か」という基準で判断するのはもうやめようよ、と思ったのです。もちろん買い物などの局地的な部分ではべつに良いと思うのですが、それが人生のあらゆる場面で適用される風潮になってくると、「それは違う!」と思うのですよね。
かつて「価格破壊」というセンセーショナルな用語が流行りだしたところから、いまの日本の不幸な格差社会化は始まったと思っています。簡単な原理で、「価格破壊」は最終的に「賃金破壊」に帰結するからです。そんなことは最初から明々白々の事実でした。それでも僕らは踊らされてしまった。
自分たちだけは「価格破壊」の美味しい部分だけを享受して、自分の賃金破壊には結びつかないと思ってしまった。
商品やサービスの原価にもっとも大きな比率を占めるのは「人件費」つまり「賃金」であると言うことを忘れてしまっていたのですね。
しかし、経済活動は「論理的」ですから、きちんと落とし前をつけなければならない時代がやってきたと言うことなのでしょうね。ここでわれわれが意識変革をして、流れを変えなければ、本当の「悲惨な格差社会」がやってきます。
99.9%の貧民と、0.1%の富豪とで構成される「彼らの理想社会」がやってきます。
とどのつまり米国の標榜する「グローバリズム」とはそのような「不幸な社会」を力づくで輸出することによって自国の利益を最大化するシステムなのだと思います。市場経済、新自由主義、マネー経済、どれをとっても「彼ら」の目指すところは結局マネーそのものでしかありません。
すくなくともそれは「叡智ある人類」が進むべき道、つくるべき世界とはほど遠いものです。
>自分たちだけは「価格破壊」の美味しい部分だけを享受して、自分の賃金破壊には結びつかないと思ってしまった。
まさに同感です。
しかし『お得感』が現時点でのこの国のマーケティングを支配していることも悲しい現実ですよね。
いいじゃないですか、サンセットは1億人をターゲットにしている宿じゃないし。
“わかる”人だけを相手にした方が、双方にとって良い結果になると私は思います。
投稿情報: Yass | 2008年1 月13日 (日曜日) 12時19分
Yassさん、コメントありがとうございます。(^^)
おおせのとおり、「お得感」がこの国のマーケティングを支配していることも哀しい現実だと、わたしも思います。
まあ、たしかに、サンセットは1億人をターゲットにした(大それた)宿ではありませんので、
> “わかる”人だけを相手にした方が、双方にとって良い結果になる
・・・と、わたしも思います。
「双方にとって良い結果」を生むことこそが、わたしたちにとっての「成功」であり「よろこび」なのですから。
でも、これって「アンチ・トレンド」ではないかとも思うのですよね。
そこが怖いわけですが、これが「わたしの土俵」であり、「わたしの相撲」なのもまた明白な事実なのです。
過酷なマーケティングの最前線におられるYassさんからエールをいただいて、とても心強く思いました。
ありがとうございました。
また、アドバイスよろしくお願いいたします。
投稿情報: ペンション サンセット | 2008年1 月13日 (日曜日) 13時06分