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「お得感」がこの国のマーケティングを支配していることはじつに哀しい現実だと、わたしは思います。というか、それはいまや「世界」を支配している原理になりつつあるのかも知れませんね。残念ながら。
そもそもモノやサービスを購入する人を「消費者」と呼ぶことが正しいのでしょうか。モノやサービスは「消費」されてしまうモノなのでしょうか。カネはその対価でしかないのでしょうか?
サンセットは「消費」されたくはないのですが・・・やっぱり「消費」されちゃうのかなあ。(^_^;)
サラリーマン時代、大衆消費社会理論の中でマーケティング戦略の一翼を担いながら、わたしはこれは違うと想いつづけてきました。しかし巨大広告会社というのは官僚組織のレプリカと言っても良いところだったのです。時代の最先端を疾走するというのは幻想に過ぎませんでした。そんなモノは手段に過ぎず本当の価値など観ようともしないのです。
それはさておき、
ヒト、モノ(やサービス)、カネは「循環」すべきものなのです。本来そのような出自(しゅつじ)だったはずなのです。ヒト、モノ(やサービス)とそれらを媒介するカネとは相互に融合と分裂を繰り返しながら世の中を効率よく循環するものだったはずなのです。
そもそも貨幣経済は物々交換にかわる、互換性最大の画期的プロトコルだったはずなのです。
それがいまでは実態経済すら無視してカネが暴走を繰り返しているのだから、このアナーキー状態はいったい何なのだろう。そこに隠れたあるいはあからさまな意図を感じるのは、わたしだけではないと思う。
バブルを崩壊させたのも、アンタイムリーな消費税率アップや増税や金利引き上げ等々の失政は、じつはすべて意図的なものだったのではないのかと勘ぐりたくなってきます。
そのことによって明らかに「利益」を享受している人たちが居るのがその証拠です。
それにつけてもこの一票の軽さでは、こんなことを言っていてもしょせん「ごまめの歯ぎしり」なのでしょう。どこが民主主義国家だ、どこが三権分立だ、どこが主権在民だ。じつのところは、民主主義のようなかたちだけはとっている国家、三権は相互癒着して腐敗しはじめている、官僚が実権をすべて握っている主権在官国家ではないのだろうか。
やれやれ・・・。
※今日の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイ の許諾を得て転載しています。
とても賑わったきょうのピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデの様子です。
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