雪のち晴れ 気温:最低 - 17℃/最高 - 11℃
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未明まで降っていた雪も朝には上がって、絶好のスキー日和になるはずだった。
しかし、全国的に天気は大荒れとなり、空は晴れて陽射しはあるものの、強風が吹きすさび分厚く積雪した粉雪が吹き飛ばされてブリザードのような一日になってしまった。
ピラタス蓼科スノーリゾートでも当初ロープウエイのみ運休で様子を見て運行という緊急電話回覧が入り、その旨お客様にご案内したのだけれど、その後も風は収まるどころか益々強まって、リフトまで止まってしまった。
なによりも、この風では体感気温が氷点下30℃以下になるので、とにかく寒く感じる、っていうかこれが登山途中の山の稜線だったら凍死間違いないってほどだ。(今日の最高気温と最低気温を見て!)
なんという不運だろう、なんという巡り合わせだろう。こんなにすばらしい雪なのに、きょう滑ることができないなんて、遠路いらしていただいたお客様に対しては申し訳なさでいっぱいだ。
しかし神様のなさることとあっては僕らにはどうしようもないのも事実なのです、ああ〜。
☆☆☆
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こういう状況には強いはずのシベリアンハスキーのパル君も、吹き込んだ雪が分厚く積もった犬舎の中で雪まみれになって一晩を過ごしたようだけど、さすがに全身の毛が凍り付いていた。まあ、そういうことはめずらしくないのだけれど。
氷点下20℃前後が快適温度だというとんでもない犬種なので、とくに寒がっている様子はなかったのだけれど、この天候のただならぬ様子に当惑しているようだった。
さすがに13歳なので、彼の犬舎には床暖房を入れているのだけれど、低温やけど防止のために「人肌」暖房になっているので、こういうときには十分ではないのかもしれない。
そのような補助暖房装置には、ぬれたものを乾かすだけの力はない。早速風除けを施して、何とか小屋の中に雪が吹き込んで積もるのを防止してやることができた。これでぬれなくてすむだろう。
その後は気持ちよさそうに安眠していたから、やはり思った通り、吹き込んだ雪が体温でとけてお気に入りのマットがぬれてしまったのが気持ち悪かったようだ。
それにしても、犬舎の中に入っていたという一事をもってしてもパル君も歳なんだなあと感じた。
これが5年前ならこんな程度ではまったく意に介さずに、外で雪に埋もれて眠っていただろう。
やはり誰でも年齢を重ねるにつれて何かを失っていくものなのだ。
とくに肉体的、体力的な能力はそれが顕著だ。
これは人ごとではない。(-_-;)
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