晴れ 気温:最低 0℃/最高 18℃
この季節に0℃まで気温が下がることは、かつては当然だったのですが、いまでは異例の範疇に入ります。こういうことが多いので、まだ花苗を路地植えできませんし、プランターの花も夜には軒下にしまい込み、朝気温が上がってから外に出すという作業が必要になります。
蓼科の桜は、標高1230mの蓼科湖畔は落花し始めて「桜吹雪」が体験できますが、少しだけ標高が高い、たとえば「プール平」ではこれから満開になります。そのようにして花は標高の低いところからしだいに山を駆け上ります。山の上から麓へと駆け下りる「紅葉」とちょうど正反対です。
ということで、このGWにも満開の花の宴を堪能させてくれた蓼科湖聖光寺(聖光寺)の千本桜も写真のような状況になっています。それでもたくさんのお客様が訪れては「あら、こういうのもすてきね」とおっしゃっているのを耳にするに付け、ちょっと意外に思うと同時に改めてみてみると仰せの通りとても風情があるなあとも感じるのでした。
桜吹雪、花と散る・・・などなど、日本人の心には「滅びの美」に感じ入るDNAが組み込まれているのでしょうかね。確かに美しく、切なく、愛しい情景なのです。今日の2〜4枚目の写真はどちらかといえば聖光寺の境内のあまりウェブには載っていない風景です。参道や遊歩道の桜ばかりに目を奪われないで、こんなところもご覧いただけるとうれしいです。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
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