(写真クリックで拡大) 山麓の街からの帰路 いつもより早い時間に 大きな融雪剤散布車が おびただしい量の 塩化カルシウム(融雪剤)を 幹線道路に撒いているのに 出会った それはまるで雪の結晶か 霰(あられ)のようにも見えて とてもきれいなのだけれど その上を走る車にとっては 海水よりも10倍も強力な 塩水の素(もと)として 下回りを痛めつける悪魔となる スリップ事故を起こす道よりは 車をさびさせる道のほうが断然いい というトレードオフなのだろう いずれにしても この情景を見ることで われわら地元住民は ああ、今夜から明朝にかけて 確実に雪が降るのだ という事実を確認するのだ たしかにこれは外れたことはなく 午前0時を回る頃 静かに雪が降り始めた これはかなり積もるのだろう 融雪剤の散布量が 半端ではなかったから 雪の降る夜は本当に静かで この世界には 僕らのほかには もう 誰も いなくなってしまったのではないか と そんなことを本気で考えてしまう
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