晴れのち嵐 気温:最低 5℃/最高 15℃
朝は穏やかな晴天だったが、時ともにしだいに下り坂となりやがて雨が降り出した。ほぼ天気予報どおりの展開だった。午後1時過ぎには激しい雷雨となって山の上からは(って、ここも充分山の上だけど)すさまじい雷鳴が聞こえてくる。
やがてそれはピラタスの丘にも落雷しだしたが、最近は電柱を避雷針化する工事が進んでいるので、家屋敷地内や樹木に落雷する頻度が減少した。電柱や敷地内の樹木に落雷して突入電流によってPCや家電製品や電子機器(電話、ファクスを含む)が焼き切れるという被害が減ったのはありがたい。
この10年でモデム3台、ISDNターミナル2台、ケーブルモデム1台が犠牲になっている。専用のシャットダウン機器を設置して十分な避雷対策を講じていても被害を受けたのだった。やはり、落雷対策としてはすべてのケーブルを引っこ抜くのがいちばん確実であることを学んだ。
その後天候はますます荒れ出して、夕方には暴風雨状態となった。まさに台風なみの強風と雨で、雷鳴を畏れた愛犬パルがずうっと外に出てずぶ濡れになっていたので、家の中の土間に避難させた。彼は以前、犬舎のすぐ隣りの気に落雷して文字通り死ぬほど怖い目にあったのだ。
家の中に入れてもらって安心したのか、パルはさんざん甘えた末に爆睡してしまった。体重33kgもある大型犬とは思えないほど甘えん坊で穏やかなのがシベリアンハスキーの特徴なのかも知れないが、それがとてもいとしい。
雨は一時霙(みぞれ)になり、また一時雪になった。もちろん積雪はしなかったが、風が強く当たる部分にはシャーベット状の雪が残った。気温は氷点下3℃まで下がって、外に出ると強風のために体感気温は氷点下10℃以下になっていた。
そんななかでも、標高1350mあまりの「プール平」では桜が見頃を迎えていた。2枚の写真はクルマのフロントスクリーン越しに撮影したものだ。なにしろ風雨がひどかったから。ワイパーが雨滴をぬぐった直後に撮るようにしたが1枚は雨滴が映り込んでしまった。
ここまで標高が上がるとなにやら「山桜」の風情になってくるから不思議だ。背景の新緑にも注目して欲しい。落葉松と白樺の新緑がとても美しい。ほかの広葉樹もどんどん新緑を芽吹いてきている。じつはこれからが至福のごとき「新緑」の季節なのだ、蓼科高原は。
※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
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