晴れ 気温:最低 1℃/最高 15℃
今日は風が冷たい一日になりました。陽射しは初夏のような強いものなので、日焼け対細工をがっちりしないと外での作業でひどく日焼けしてしまうほどなのですが、風はびっくりするぐらい冷たいのです。じつに薄手のフリースを着て動き回ってちょうど良いのです。
ピラタスの丘ではもうすぐといった感じですが、少し標高を下げればそこはすでに新緑の世界になっています。落葉松の新芽がうちの敷地内の落葉松でも芽吹き始めていました。今日はたくさん写真を撮ったのですが、全部はとても載せられないのが残念です。お見せしたいものだけでも50枚はあるので・・・。
1枚目の写真はピラタスの丘ペンション村から蓼科湖に向かう途中のプール平というところと滝の湯の中間地点の風景です。すっかり新緑の森になっているでしょう?この透き通るグリーンはなんとも表現のしようがないほど美しいものです。
特に白樺やその同類のダケカンバの新緑は息を呑むほど美しいのです。手前の二本の木がそれです。
そこから1分ほど車を走らせると標高1230mの蓼科湖です。蓼科湖周辺はまだ桜の花が満開の場所が何カ所かあり、湖畔でもピンクの花をつけた樹木が彩りを添えています。湖を囲む森はすっかり新緑に覆われて透き通る緑色のグラデーションを見せていました。
その向こうには未だ冠雪している南八ヶ岳とそれに連なる北八ヶ岳を望むことが出来ます。手前の森はその姿を湖面に映し込んでまるで一幅の絵画を見るような感動を覚えます。そのような写真は昨日の日記に載せたので、今日は蓼科湖半の新緑の森の写真を載せることにします。
明日はこのつづきを載せたいと思いますが、また良い風景との出会いがあって良い写真が撮れたらそれも載せますね。
この10年間の蓼科高原日記を読み返してみて、自分で読むに耐える文章になってきたのはほんのここ数年のように思われます。なにしろ小学生の頃は作文と聞いただけで泣きべそをかくほど文章を書くのが嫌いだったのですから、これは個人的にはエライ進歩だとは思いますけれど。
で、以前はポリシーとして風景もまたあえて「写真」で見せずに「文章」で表現するという試みを通してきたのですが、デジタルカメラの表現力の革命的進歩によって、写真と文章のコラボレーションが成立するようになったと確信したしだいです。こころの中の風景はいわば「記憶としての風景」なのですが、デジタル写真におさめた「記録としての風景」との差異がここまで小さくなれば、もう問題ないでしょう。
※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
これらの写真は僕がいつも持ち歩いている Richo Caplio R5 で撮されたものです。
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