曇りのち一時雨 気温:最低 11℃/最高 17℃
久しぶりにラウンジの吹き抜けで書いている。午後5時30分、おりしも雨が降り出したところだ。どうも本降りにはなりそうもない小雨だ。新緑を打つ雨の音はさわさわと心地よい。梅雨だというのに蓼科ではじめじめしたところがない。
晴れの日よりは野鳥の姿は少ないように感じるけれど、耳を澄ませば様々な歌声を聞くことができる。エゾハルゼミだってまだ鳴いているのだ。今年の梅雨はここ数年の梅雨より晴れ間が多いせいか、樹木の茂り方がちょうど良い加減だ。
日照時間が極端に少ないといっさいの空間を埋め尽くすように枝を伸ばし葉をつけて鬱蒼とした森が形成される。そんな風景が数年続いていたが、今年の夏はどうやらほどよい加減の森でさわやかな夏を迎えることができそうだ。
さきほどから間断なくホトトギスが歌っている。遠くではカッコウ、近くではウグイスの声がする。ウグイスは相変わらず、ニューウェーブとしか言いようのない奇妙な歌を歌う。日曜の午後のゴルフ中継の背景の音に注意すれば僕が聞いているのと同じ奇妙なウグイスの歌を聴くことができるだろう。
世界中で何かが大きく変わりつつあるようだ。
それにしてもこの吹き抜けは(我田引水ながら)なんとも心地よい。広大なグラスエリアと高い天井のおかげで、完全に日が暮れるまでとても明るくさわやかなのだ。今夕はお気に入りの音楽をかけながらぼーっと外を眺めては、思いのままにタイプしている。
いま使っているのはWindowsマシンのIBM ThinkPad T43だ。最近はこのA4ノート型PCと、デスクトップ型のPower Mac G5を半々ぐらいの割合で使っている。画像処理はさすがにワークステーション・スペックのPower Mac G5でないとちょっとつらいけれど、それ以外ではThinkPadが心地よい。
Windows XP Professional SP2にもすっかり慣れて、もはやなんの違和感もない。ちょっと気を遣ってやればフリーズすることもない。まだ慣れていなかった最初の2週間を別とすれば一度もフリーズを経験していない。ハードディスクのデフラグメントとレジストリのクリーンナップをきちんと行っていれば、とても安定するOSだ。
いずれにしてもマシンスペック的に出荷時の搭載メモリが少なすぎると思う。XPで最低1GB、Vistaで最低2GBのメモリは必要だと思う。実装メモリの少なさ故に様々な悪評が立ったともいえるのではないだろうか。確かにOSとしての堅牢性はいまひとつだとは思うけれど。
Macだと一度に10以上の重いソフトウエアを立ち上げたままで、様々な作業を行っても速度低下もなければクラッシュもないので同じような使い方をしてしまったのが、ThinkPadの初期の頃のフリーズの原因だった。まあ、最新のマシンならMacもWindowsも同じインテル? Core? 2 Duoプロセッサを使っているから同様の性能なのだろうけれど。
自分でも意外なのだけれどけっこう気に入っている。だから場合によっては次期デスクトップマシンはIBM(Lenovo)のThinkCentreにしようと思っているほどだ。コストパフォーマンスやサーバーとの相性を考えるとその方が快適なような気もしないではないのだ。というかThinkCentreだとこの気持ちよい感触のThinkPadと基本的に同じキーボードを使うことができるのだ。それもこのノートと同じ指紋認証機能付きだ。
1ヶ月半ほど使い込んでみて、少なくとも仕事に関してはWindowsが使いやすくなってきた。Macはプライベートな楽しみのために所有したいと思う。やはりクリエイティヴな刺激を与え続けてくれるのはMacだから、個人的にはね。
ビジネス向けOSとしてのWindowsの美点はよくわかった。これは大きな収穫だった。プライベートなOSとしての側面もXP以降は必要十分以上のものになっていると思う。インターフェイスも想像以上に良くなっていた。
まあいずれにしても僕の個人的出自はどこまでもMacということに変わりはないと思うけれど、ビジネスに関する作業についてはWindowsの方が適性があると判断した。なぜなら、お客様の93%がWindowsを使っていらっしゃるからだ。
だからこそ僕はあえてWindowsを初心者の方が使うであろうスペックにチューニングして使っている。プロフェッショナルにカスタマイズすることを控えている。お客様と同じ環境で自分の制作したホームページをそのようにしてチェックするためだ。
そのことによってじつに様々な発見をし、とてもとても勉強になったことを報告したい。もちろん、不具合は速攻で修正しているので、ペンション・サンセットのホームページはずいぶん改善されてきていることと思う。
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