曇り 気温:最低 11℃/最高 18℃
あいかわらず月曜日の週間天気予報では「週末は雨」になっています。またか・・・と思います。6月初めからカウントしていますが、あたったのはたった1回だけです。あとは雨にはならず悪くても曇り、それ以外は晴天に恵まれたのです。
天気予報に関してはニュース番組とは異なって「悪いニュースが良いニュース」なんてことはまったくないのだから、もうちょっと慎重にというか公正中立に報じて欲しいところです。「悪いはずの天気が荒天になったのだから文句は出ないだろう」なんて、よもや思っているわけではないでしょうけれど。
今週末の連休がずうっと雨ということはないと思います。これは経験的な予測です。第一に月曜日発表の週末の天気予報は高い確率で外れる。第二に経験的にこの週末は晴天率が高い。第三に蓼科高原では二日連続で悪天候になる確率は低い。そいいうことです。
この上なく美しく感動的な霧ヶ峰のニッコウキスゲはどんどん開花しているようです。開花状況はこちらのホームページで毎日報告されているので、是非チェックしてみてください。この季節はニッコウキスゲだけが咲くわけではなくありとあらゆる高原の花が咲く百花繚乱の季節です。
ご多忙な毎日に息が詰まりそうになったなら、ビーナスラインをドライブしながら車窓から高原を彩る花を眺めるだけで、美しい空を眺めるだけできっと心の底からリフレッシュできます。かつての私がそうであったように。
せっかくの三連休なのですから、この機会を逃さずにぜひ蓼科高原ドライブあるいは北八ヶ岳散策をご計画下さい。そのために雪解けの季節以来、私たちも汗を流して環境整備にいそしんできたのですから。この素晴らしい蓼科高原を最高の季節にじっくりと味わっていただきたいと思います。
---
未明に雨は止んだようですが、終日どんよりとした空が支配的な一日になりました。新緑の森は芽吹きの頃に比べると(未だ新緑と感じるのですが)ずいぶんとその色を濃くして来ました。日照の少ないこの季節には小枝をのばし葉を茂らせて、少しでも多くの日光を受け止めようと必死なのがよくわかります。
そんな森の奥からは最近やってきたと思われる野鳥の歌声が新鮮に響きます。春の歌の主役たちにとってかわるようにして新たな歌を歌い続けています。いっとき大量発生した名も知らぬ虫たちは雛を育てる野鳥たちに捕食されてすっかりその数を減じたようです。
いつものことながら、森の営み自然の営みには多くのことを教えられます。それは「あらゆるいのちはつながっている」ということです。あるものはあるものに捕食され、そのあるものもまた天敵に捕食されという食物連鎖だけではなく、先の世代が死ぬことによって次世代にいのちを引き継ぐ営み。
老いた動物、老いた枝、みなひっそりといのちの舞台を去っていきます。そうすることによって新しいいのちに生きるべき場所を空間をテリトリーを提供しているのです。そのことは、動物も植物もみな同じです。
しかしいまはそんなことはいっさい見えない命の祭典です。ありとあらゆる生き物がいのちあることを力いっぱい謳歌しています。これから9月の中旬まで、蓼科の短い夏はあっという間に通り過ぎてゆくのです。しっかりと愛でて過ごしたいと思います。お客様にもこの素晴らしい季節をともに味わっていただければさいわいです。
※今日のニッコウキスゲの写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
最近のコメント