晴れのち曇り 気温:最低 7℃/最高 12℃
ピラタスの丘からビーナスラインへと下る道は、登ってくる時より数段魅力的だ。なんと言っても景色が最高なのだ。そして、その道を走るだけでいまがどのような季節なのかを明確に知ることができる。今日もそうだった。
道の両側の森は緑から黄色へと変化し始めていて、そのなかに紅茶色や朱色や蛍光オレンジに紅葉した樹木が多々観られる。そのコントラストに思わずはっとさせられることが多い。森や山が一斉にかけ声を欠けるようにして、ぱっと紅葉の景色になるのではなく、シンフォニーのように各パートがそれぞれの主題を奏するのだ。
蓼科の紅葉はその様な特徴を持っている。
それは四季を通じて同様で、いわば「シンフォニー」てきな風景を構成するのだ。
こころを鎮め目を凝らし耳を澄ませば、蓼科はじつにさまざまなシンフォニーに満ちている。
★★★
夢中でシャッターを切っていたらあっという間に1GBのコンパクトフラッシュメモリがいっぱいになってしまった。RAWモードで取っているために写真1枚あたりのファイル容量が大きいためだ。最高画質のJPGで取っていれば1GBのメモリでしこたま撮影できるだろう。
なるほどこれはもっとメモリが必要だと言うことで、紅葉撮影のシーズンインに合わせて2GBのメモリを amazon.co.jp に発注したところだ。1GBと2GBのメモリで合計3GBあれば1日分の撮影には何とか間に合うだろう。
撮りためた写真の保管もPCのハードディスクだけでは万一のファイル消失が怖い。そこで大容量のハードディスクを2台ならべてまったく同じデータを記録する Raid1 (ミラーリング)の外付けハードディスクを導入することにして、機種の最終選考に入った。 ああ、なにかと物いりだ。
でも、これまで11年間に撮りためた膨大な写真やこの日記の文章を一気に失うことを考えたら、その程度の出費はごく普通の、というよりは格段に少ない投資なのかも知れない。万一データ消失してしまったら、文字通り「とりかえしがつかない」のだから。
ネットワーク接続でファイル共有のできるハードディスクも検討したのだけれど、まだまだ他の接続でのファイル転送に比べて圧倒的に速度が遅いのが難点だった。バックアップやファイル転送といったことで時間を無駄に使いたくないのだ。第一ファイル共有するひとは僕だけだしね。WindowsとMacとでファイル共有するだけなのだ、現状は。
ということで、僕の「制作の場」であり「書斎」でもあるこの仮想空間の備品がまた増えて、システムのしつらえが少しだけ変化する。その変化がまた僕に何らかの変化をもたらす。
キーボードひとつにしたってばかにしていけない。キーボードを換えるだけで、文章や文体がまったく変わってしまうことだってあるのだからね。これは僕自身が何度も経験してきたことだから間違いない。
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