曇りのち晴れ 気温:最低 12℃/最高 17℃
梅雨の晴れ間は昔から「五月晴れ」と言われてきました。今日はちょうどそんな気持ちのよい一日でした。機能載せた写真の白樺の木陰にアウトドアチェアを引っ張り出して、森を吹き抜けるひんやりとした風に頬をなぶらせ、鳴き交わす野鳥の声に耳を傾けながらまどろむのです。
それははまさに至福のひとときです。とてもさわやかな五月晴れです。
☆☆☆
本や映画や音楽に関しては(その他のものもそうかな)、心が揺れるというか、琴線に触れるというか、そのような作品との出会いは「一生のつきあい」になることが多いのかも知れません。
キャプテン翼君は「ボールが友達」でしたが、わたしの子供〜思春期は「本が友達」でしたから、わたしの精神の核(コア)は近代西洋文学や日本の古典文学(といっても明治時代の文豪の作品)によって形成されました。だから、決定的に近代西欧流の「個人主義者」なのです。
エゴイストと個人主義者はまったく異なったものですよ、念のため。
国家や地域社会や組織の一部としての個人から脱却した、真に独立した「個人」、スタンドアロンの「個人」を確立したのが(乱暴な言い方ですが)「個人主義」です。いまだに受け入れられない考え方だということ自体が信じられないのですけどね!
さて、
わたしは、おとなにとっては「かわいくないガキ」だったと思います、マーラーの交響曲第9番が好きなんて言う小学生でしたから・・・
もちろんそういう志向性のほかは、朝早く登校して友達と校庭でボール遊びに熱中し、放課後は日が暮れて真っ暗になるまで遊びほうける「普通の子供」でした。
授業や教師の発言の矛盾点を指摘して、すいぶん嫌がらせされましたね、教師に!
幼稚園の時には一所懸命描いた絵を「これは5歳児の描くような絵ではない!小学校上級生の絵だ!」といわれて叱責されたのだけれど、わたしはわけがわかりませんでした。だって先生の目の前で書いていたのですから、代筆なんてありえないのだから。
その上、言葉遣い(とくに語彙)が子供らしくない、だって。もうクレーマーじゃん、センセ!
小学校の時には県の展覧会で特選をとった絵が「キュービスム」的だということで精神科医のカウンセリングを受けさせられたり・・・もちろん「すこぶる健全」というお墨付きをいただきましたけどさ!
我が国の教育って、そう考えると、ぜーんぜん変わっていないということね!
そのようにしてわたしは、幼児期に言葉と絵に関する感性を弾圧され、小学校で音楽にかんする感性を弾圧され、中学校で致命的に絵を描く才能を潰され、高校で学問的能力をそがれた(棒高跳びとの出会いが新鮮だったけどね)。唯一の救いは、大学の教授たちに学問的能力を認められたことだけかも知れません。
まあ、上記のようなことはあったけれど友達はそんなことまったく気にもかけなかったのと、父の仕事の関係で転校が多かったので、それが救いになってましたけれど。
でもそれはそれで、どこに行っても「新参者の根無し草」あるいは「異邦人」という状況はわたしの心や生き方に微妙な影を落としました。だって、転校するたびに、友人関係がゼロリセットされちゃうんですよ!想像してみて下さいな、それが何度も何度も繰り返されることを。
今日はぼやきにぼやきましたが、恐縮です。ごめんなさい。(^^ゞ
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。(うちのペンションの庭の花)
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追伸:
わたしの膨大な読書体験の中で、村上春樹さんは、その中でも「個人的な世界観」という点で、サルトルは「個人的な体験的実存論」という点で、完全にツボですね。もちろんつねに視野は広く持って生きているわけですが・・・。(^^ゞ
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